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格闘技・プロレス

全日本プロレス秋山準が、DDTにレンタル移籍「王道は馬場さんのもの。自分たちの道を…」後輩にエール

どら増田

2020.06.28

DDT高木三四郎社長(左)秋山(中)、全日本福田剛紀社長(右)の3人で記者会見を開き、レンタル移籍を発表した。

DDT高木三四郎社長(左)秋山(中)、全日本福田剛紀社長(右)の3人で記者会見を開き、レンタル移籍を発表した。

 DDTプロレスリングは6月27日新宿FACEで開催された『DDT TV SHOW!#8』の試合前、緊急記者会見を開き、すでにDDTでゲストコーチを務めている全日本プロレスの秋山準が、DDTへ7月1日付けでレンタル移籍すると発表した。

 DDTの高木三四郎社長は「秋山準選手には弊社所属選手に今まで培ってきた歴史と伝統、そしてプロレスラーの一から十すべてを教えていただきたく、本年5月からゲストコーチに就任していただきました。その反響は大きく、また選手の刺激になっています。大石真翔、渡瀬瑞基、岡谷英樹との秋山軍(仮)結成という動きがある中で“ゲスト”という括 りから、さらに踏み込んだ「レンタル移籍」をダメ元で私のほうから秋山選手にお願いしまして、福田剛紀社長の合意のもと、実現する運びとなりました。今後はドラマティック・ドリーム・チームの一員として、秋山選手のプロレス道を所属選手に叩き込んで、DDTマット、プロレス界を大いに盛り上げていただきたいと思います」と期待を寄せている。
 
 一方、送り出す形となった全日本の福田剛紀社長は「全日本プロレスリング所属、秋山準選手のDDTプロレスリングへのレンタル移籍の契約が決まりましたので、 ご報告させていただきます。秋山選手のプレーヤーとしての活躍は言わずもがな、また、オールジャパン・プロレスリング株式会社の前社長として、王道・全日本プロレスの看板を守り続けていただきました。今回、高木三四郎社長からレンタル移籍のお話を伺った際、全日本プロレスとしても戦力的に痛いものがあり、大きく悩みましたが、秋山選手の存在は日本プロレス界の財産ですので、業界発展のために、広く後進の育成に尽力していただきたいとの思いが強くなり、最終的な結論に至りました。秋山選手のDDTプロレスでの活躍を願って送り出したいと思いますので、両団体のファンの皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます」とコメント。

 秋山は「この歳になって必要とされることに感謝し、DDT さんで僕が持っているもの全て注ぎ込みたいと思います」とコメントを発表すると、今後の全日本参戦については「レンタル移籍とは言え DDTの人間になるので、オファーをいただければ考えるということですね」と含みを残した。

 また全日本の選手に対しては「王道は馬場さんのもので、僕のものでもないし、今の全日本の選手に『俺たちが王道だ』と言える人は誰もいないと思う。俺がそうなんだから。自分たちの道をしっかり作っていってもらいたい」とエールを送った。

 DDTにとって秋山の加入はまさに大型補強。延期となっている埼玉・さいたまスーパーアリーナメインアリーナ大会へ向けて、攻める姿勢を緩めず突っ走っていく。

文⚫︎どら増田

【動画】「男は黙って…」秋山準の記者会見の一部はこちら!
 

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