格闘技・プロレス

「力の差が出すぎだお前らとは」新日本NJC2回戦でもタイチが波乱を起こす!棚橋弘至に続いて飯伏幸太も撃破!

どら増田

2020.07.02

アイアンフィンガー・フロム・ヘルを装着し、飯伏に地獄突きしたタイチ。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは7月1日、32選手が参加しているトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の2回戦を動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。

 セミファイナルで棚橋弘至&飯伏幸太が保持しているIWGPタッグ王座をめぐる因縁を持つ飯伏とタイチが対決。飯伏はザック・セイバーJr.を、タイチは棚橋をそれぞれ1回戦で破っており、飯伏が勝てば王座挑戦は白紙に、タイチが勝てばチャンピオンチームは逃げられないという構図の中、飯伏には棚橋が、タイチにはザックがセコンドにつく。

 試合は序盤から荒れた展開となり、飯伏が場外に落ちるとザックが待ってましたとばかり、試合に介入。棚橋が助けに入るがタイチに鉄柵へ投げられてしまう。場外戦はタイチ&ザックの鈴木軍の方が一枚も二枚も上だ。飯伏はカウント19でリングに戻るが、タイチは執拗なチョーク攻撃で飯伏にペースを握らせない。

 カウンターのドロップキック、ミドルキック、その場飛びシューティングスタープレスで流れを変えようとする飯伏だが、逆にカウンターでフロントハイキックを食らってしまう。さらにジャンピングハイキックで追い討ちをかけるタイチ。

 その後、キック合戦を展開する両者。飯伏がショートレンジ式のラリアット、シットダウン式ラストライドを決める。しかしザックがコーナーに現れレフェリーを引きつけると、タイチが急所蹴り。タイチ式外道クラッチはかろうじて返した飯伏。タイチはアックスボンバー、デンジャラスバックドロップを放つが、飯伏がジャンピングニーアタックで反撃する。
 
 カミゴェを狙う飯伏をことごとく交わしたタイチが、マーティー浅見レフェリーに飯伏をぶつけてレフェリーがダウン。ここでザックが乱入し、フロントハイキックからフロントネックロックで締めあげる。さらにザックドライバーの体勢に入るが、棚橋がツイスト&シャウト、スリングブレイドで救出。そのまま棚橋はザックを控室へ連行する。

 だが、その間、タイチはアイアンフィンガー・フロム・ヘルを装着し、飯伏に地獄突き。すかさずブラックメフィストを決めてカウント3。タイチが準々決勝進出を決めた。

 試合後、IWGPタッグのベルトを手に飯伏を見下ろしたタイチは「俺は王者を2タテした1人だ。力の差が出すぎだお前らとは」とチャンピオンチームを罵倒。NJC優勝とIWGP二大王者の内藤哲也を狙っていくことを宣言。2日に行なわれる準々決勝ではSANADAとの対戦が決定。タイチの快進撃はまだ続くのだろうか。

◆新日本プロレス◆
『ニュージャパンカップ2020』
2020年7月1日配信
会場非公表(無観客試合)
▼2回戦
○YOSHI-HASHI(10分22秒 片エビ固め)BUSHI●
※カルマ
●SHO(14分43秒 Skull End)SANADA○
●飯伏幸太(18分08秒 体固め)タイチ○
※ブラックメフィスト
●後藤洋央紀(18分25秒 体固め)EVIL○
※EVIL

文●どら増田

【動画】レフェリーが目を離した隙に、急所蹴りからタイチ式外道クラッチ!
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【動画】レフェリーが目を離した隙に、急所蹴りからタイチ式外道クラッチ!