プロレスリング・ノアは７月５日、ABEMAスタジオで開催された新企画『NOAH NEW HOPE Day3』をABEMAで中継した。5月31日にABEMAで中継された同企画『Day2』の試合後、清宮海斗の前に元W-1の稲葉大樹が登場。２人は無言で視殺戦を繰り広げ今回のシングルマッチが決定した。

　清宮は「NEW HOPEがまだ３回目で、これからやっていきたいことはたくさんあります。でもリング上は弱肉強食なので、相手は全てぶつけると言ってますが、お互いの魂が燃え尽きるまでやりあって、自分がここに懸ける思いの強さも見せていきたいと思います」と今回の一戦を前に気持ちを話している。

　グランドの攻防から始まった試合は、稲葉が一発一発重い打撃を仕掛けるも、清宮は凄い気迫で引かずに打ち合っていく。そんな清宮の心をへし折るべくエルボーを連発する稲葉。タイガー・スープレックスを狙う清宮に対して、稲葉は投げっぱなしのタイガー・スープレックス、タイガー・スープレックス178で畳み掛ける。しかし清宮はドロップキックで形勢を逆転し、ジャーマンスープレックスもカウントは２。すると裏投げを決めて、タイガー・スープレックスホールドで稲葉を沈めてみせた。
  　試合後、清宮は「稲葉大樹！1人で乗り込んできた根性は素晴らしい。そして、今まで味わったことのない情熱、熱さを感じた。俺はこのリングに上がってくる奴は全員が敵になると思ってる。挑んできた闘いでは俺は逃げない！色んな奴らと闘って、吸収して、このリングを進化させていきたい！」と叫ぶと背後に稲葉が…。

　清宮がマイクを渡すと「清宮さん、今日は胸を貸してくれてありがとうございました。俺も今日まで頑張ったつもりだけど、まだまだ追いつけない。ただ俺は今日で終わらせたくない…だから清宮さん、俺と組んでください！」とタッグ結成をラブコールを送った。

　少し悩んだ様子の清宮だったが「もちろんですよ！稲葉選手の情熱はどこの選手にも負けてない。俺はその情熱も欲しい。吸収して進化していきたいと思います。俺たち2人でプロレス界に風穴を開けましょう」とこれを受諾。2人は握手を交わすと「俺たち2人で景色を塗り替えるぞ！」と叫んで大会を締めた。

　清宮は「熱くなりました」と稲葉との試合に手応えを感じた様子。早速7月12日の『NOAH NEW HOPE Day4』にて清宮海斗＆稲葉大樹vs小峠篤司＆吉岡世起との対戦が決まった。

◆プロレスリング・ノア◆
『NOAH NEW HOPE Day3』
2020年7月5日配信（無観客試合）
ABEMAスタジオ
▼シングルマッチ（20分1本勝負）
○清宮海斗（15分27秒　タイガー・スープレックスホールド）稲葉大樹●

文●どら増田

【動画】「タッグを組みましょう」清宮＆稲葉、新たなケミストリーの予感