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ラグビー

「日本のラグビーファンは私に好意的」スコットランド代表、レイドローが母国クラブより来日を選択した舞台裏

THE DIGEST編集部

2020.07.10

NTTコムに元スコットランド代表のレイドローが新加入。日本のチーム、ファンにとって来季のトップリーグを楽しませてくれるニュースが相次いでいる。(C)Getty Images

NTTコムに元スコットランド代表のレイドローが新加入。日本のチーム、ファンにとって来季のトップリーグを楽しませてくれるニュースが相次いでいる。(C)Getty Images

 元ラグビースコットランド代表主将、グレイグ・レイドローが、日本のトップリーグ、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスと契約を交わす前に、母国のクラブから声がかかっていたことを明かした。カナダのラグビー専門メディア『ラストワールド・オン・ラグビー』が、今回の移籍や自身の将来について同選手が語ったインタビューの内容を報じている。

 NTTコミュニケーションズは6日、2シーズンの契約でレイドローの新加入を発表した。ニュージーランド代表(オールブラックス)ボーデン・バレットのサントリー・サンゴリアス加入に続く、大物スター選手の日本移籍とあって、ラグビー界で大きな話題となっている。

 スコットランド代表の顔と言えるレイドローは、同代表で通算出場76試合、歴代2位となる通算714得点を記録。2019年ワールドカップ日本大会での雄姿を最後に同代表を引退。昨シーズンまでフランス国内1部リーグ『トップ14』の『ASMクレルモン・オーヴェルニュ』に所属していた34歳のSHは、ラグビー人生の新たな舞台に日本を選択したが、その決断を前に新天地が母国のクラブになる可能性があったという。
 
 それは、欧州最高峰リーグの1つ、『プロ14』の所属クラブ、スコットランド/グラスゴーに本拠地を置く『グラスゴー・ウォリアーズ』。同国代表で昨シーズンまでアシスタントコーチ(フォワードコーチ)を務めたダニー・ウイルソン氏が来シーズンから監督を務めるクラブだ。

 レイドローは、「代表時代にウイルソン氏のことを気に入っていた。ウイルソン氏も私のことを信頼してくれていると思う。それで、(ウォリアーズの)監督に就任することが決まったと連絡があった」と、同氏から打診を受けたことを告白。

 恩師から届いたラブコールであったが、「まさに日本で交渉が始まるところだった。それに、ウイルソン氏は(ウォリアーズで)すでに2選手を獲得していたから、私の移籍はおそらく実現しなかっただろう」と舞台裏を打ち明けた。
 

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