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孫楊に「負け犬め!」と罵られたスコットが本音を明かす。「8年間の資格停止は至極真っ当なものだ」

THE DIGEST編集部

2020.07.17

孫楊(右)に罵声を浴びせられるスコット(左)。毅然とした態度で対抗した。(C)Getty Images

孫楊(右)に罵声を浴びせられるスコット(左)。毅然とした態度で対抗した。(C)Getty Images

 英国競泳界のエース、ダンカン・スコットが英公共放送『BBC Scotland』の取材に応え、現在の心境を赤裸々に語った。

 リオデジャネイロ五輪で銀メダルに輝いた23歳は、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンでおよそ14週間に渡ってプールでのトレーニングを禁止されたという。現在は1年後の東京五輪を見据えて急ピッチでコンディションを高めており、「ロックダウンの間もずっと鍛錬は欠かさなかったよ。むしろより競技に対してハングリーになったし、早くレースがしたくて仕方がない」と熱い想いを明かした。「目標(五輪での躍進)に向けてなにをすべきかをよく理解している。期待していてほしい」と付け加えている。

 スコットと言えば、やはり思い起こされるのは昨年夏の世界水泳での出来事だ。

 自由形200メートルで3位に入った長身スイマー。しかしながら、優勝した中国のスーパースター、孫楊とともに同じ表彰台に上がることを良しとせず、記念撮影も握手も拒否した。ドーピング検査を妨害した疑惑の渦中にあった孫楊に対して、抗議の意味を込めた行動だったが、これに金メダリストは憤慨。激しくスコットに詰め寄ると、「いいか、お前は負け犬だ! 俺が勝者だ! ふざけやがって」と罵声を浴びせたのである。

 今年2月、孫楊はスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定によって8年間の資格停止処分となった。ドピング規定違反で“クロ”とジャッジされたのだ。現在はスイス連邦最高裁判所に上告中で、コロナ禍のため審理は延期されているが、判決が覆る可能性はきわめて低いと見られている。事実上の引退勧告を受けた格好だ。

 孫楊について問われたスコットは、穏やかに次のように答えている。

「いまはなにより、下された裁定を支持したい。あのとき僕が握手をしなかったのは、個人的な理由からではないんだ。スポーツはクリーンであるべき、そのことを毅然とした態度で示したかった。(8年間の)資格停止については至極真っ当なものだと思う。スポーツがクリーンな方向へふたたび向かうための、大きな一歩だと考えている」

 
 昨年の世界水泳ではオーストラリアのマック・ホートンもスコットと同様に振る舞い、大いに話題を集めた。今年4月に地元誌がスクープしたのが、ホートン家に対する“孫楊支持者”たちによる脅迫や嫌がらせの数々だ。リオ五輪でも表彰台登壇を拒否していたホートンは、およそ4年間に渡って暴挙に苦しんでいたという。

 このニュースも世界に衝撃を与えたが、当の孫楊は母国・中国に滞在し、沈黙を守り続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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