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ゴルフ

首位と3打差の3位タイで発進!小祝さくらの好スタートを後押しした上田桃子の言葉

山西英希

2020.08.27

ホステスプロの小祝は、今大会に出場するためにAIG女子オープンを欠場した。(C)Getty Images

ホステスプロの小祝は、今大会に出場するためにAIG女子オープンを欠場した。(C)Getty Images

 国内女子ツアー第3戦「ニトリレディス」初日、黄金世代の小祝さくらが5バーディ、1ボギーの68で回り、首位と3打差の3位タイにつけた。

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 スポンサーのニトリと所属契約を結び、開催地の北海道は地元でもある小祝。ジュニア時代から今大会には出場しているが、上位に入ったことはほとんどない。特にプロデビューした17年からは2年連続予選落ちを喫しており、昨年ようやく39位タイに入ることができた。そのことは小祝自身も把握しており、「このコース(小樽カントリー倶楽部)はティショットを曲げると、すぐにボギーを叩いてしまいますからね。今日は最後まで集中力を切らさないように心がけました」と、慎重にプレーしたことが好結果につながったようだ。

 本来なら先週開催されたAIG女子オープン(全英女子オープン)へ出場するはずだった。しかし、新型コロナの影響で2週間の自主隔離が必要となるため、帰国直後に開催される今大会への出場ができなくなる。それを考えて欠場することを決めた。当然、この大会に賭ける思いは例年よりも強い。前週から開催コースで練習ラウンドをこなし、調整してきたのも気合いの表れだ。
 
 その甲斐あって、インコースからのスタートなったこの日は、2ホール目の11番から3連続バーディを奪取。13番パー5では、2オンこそならなかったものの、グリーンエッジまでボールを運び、寄せワンでバーディを奪った。

「今日はドライバーの調子が意外によかったことと、曲げたホールでもしっかりパーセーブできたのがよかったです」とこの日のラウンドを振り返った小祝。今季2戦目となったNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでは予選落ちを喫したが、コーチの辻村明志氏からはコースマネジメントの甘さを注意されたと言う。

「マネジメントが全然できていないと。今週は前日からピンポジションを見て、どこにティショットを置いたらいいのかを考える作業をしなければダメだよと言われました」

 その指示通り、昨晩はコースのメモを見ながら仮想ラウンドを行ない、どこから打つとピンを狙いやすいのかをじっくりと考えた。結果的に、自分がイメージしたラウンドの3割程度しか実践できなかったが、それでも4アンダーをマークしたのだから上出来だろう。
 

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