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セリエA石川祐希がチーム2位の14得点!チームもグループリーグ2位以上での準決勝進出が確定

THE DIGEST編集部

2020.09.21

序盤は苦しい状況が続くも後半復調し、チーム2位の14得点を記録した石川。(C)Lega Pallavolo Serie A

序盤は苦しい状況が続くも後半復調し、チーム2位の14得点を記録した石川。(C)Lega Pallavolo Serie A

 現地20日、男子バレーボールのコッパイタリア、グループリーグ第2戦が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、ヴィボ・ヴァレンティアを3-1(25-14、20-25、25-15、25-22)で下して勝利を収めた。

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 この試合は、同19日に予定されていたが、ミラノが会場のあるカラブリア州へ移動する前に、スタッフ1名が体調不良を訴えたことで、セリエAバレーボールリーグ協会が規定した新型コロナウイルス感染症対策の措置が取られた。チームと関係者は現地で検査を受け、全員の陰性が報告されたことで、試合は翌日に行なわれた。

 第1セット、ミラノは、石川の得点で試合をスタートする。さらに、ブロックポイントを決めるなど、チームの連続6得点に貢献。ヴィボ・ヴァレンティアは早くも、1回目のタイムアウトをとる。その後、ミラノは3得点を許すも、石川と新戦力コンビを組むステファン・マーが、強打を連発。石川の2度にわたる好守から、キャプテンでセンターを務めるイタリア代表マッテオ・ピアーノがブロックで得点に繋げるなど、チームが機能したミラノが、25-14で、このセットを先取した。

 ところが、ミラノは第2セットに入るとミスが目立ち、苦戦を強いられる。一進一退の攻防が続くなか、20-20で迎えた終盤、ミラノは、5連続得点を許して20-25でこのセットを落とす。
 
 第3セット序盤、ミラノは石川のバックアタックがきれいに決まるが、なかなかリズムをつかみきれない。我慢が続く展開の中、ピアーノの2連続ブロックでギアが入ると、ジーン・パーティのエースを含む12連続得点の猛攻で、25-15でこのセットを奪取して2-1とした。

 第4セット、開始から続く均衡状態を破ったのは、ブロックアウトを狙った石川のアタック。これで、6-8としたミラノは、リードをキープしながら中盤戦へ突入する。粘るヴィボ・ヴァレンティアが詰め寄ると、石川が奮起する。再度のブロックアウトやライト攻撃から繰り出された質の高いスパイクなどで、チームを牽引。最後は、自らの決勝点で25-22として試合を締めくくった。3-1で勝利したミラノは、クループリーグ突破のために重要な勝ち点「3」を手に入れた。

 この試合で、石川はチーム2位の14得点を記録。MVP(試合ごとに決まるマンオブザマッチ)には、ブロック7本を含む13得点を挙げたピアーノが選出された。

 この勝利で、全体の勝ち点を「6」としたミラノは、第3戦を待たずにグループリーグ2位以上での準決勝進出が確定。日本時間24日午前1時から行なわれる次戦の最終戦で、ヴェロ・バレー・モンツァと、1位通過をかけてホームで対戦する。

構成●THE DIGEST編集部
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