24日、イタリアのバレーボールセリエA、パワーバレー・ミラノに今シーズン加入した石川祐希が、オンライン会見を行ない、報道陣にイタリアでの近況、チームの様子や今後の課題について語った。その詳細を2回に分けて掲載する。
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1カ月ほど前にイタリア入りした石川は、新型コロナウイルス感染拡大防止措置による14日間の隔離期間の後にチームと合流。この期間を活用して、自宅でウェイトトレーニングを行なったり、ロベルト・ピアッツァ監督を始めとするスタッフ陣らと事前のコミュニケーションができたと言う。新シーズンのスタート時期を見据えてイタリアへ渡ったことが、十分な準備を可能にし、スムーズに練習、試合に臨むことができたと述べた。プライベートでの行動範囲は、まだ自宅や練習場付近に留めているとのこと。練習や試合の際には、定期的なPCR検査、検温やマスクの着用が徹底されていることで、安心してプレーができていると話した。
石川は、公式戦デビュー戦となった現地13日のコッパイタリア グループ予選 第1戦をストレート勝利で飾ると同時に、MVP(試合ごとに決まるマンオブザマッチ)を獲得。2連勝で第2戦を終えたミラノは、最終戦を待たずに本戦出場を決めた。
「良いスタートが切れた。やるべきことはクリアできた」と石川はコメント。新天地での第一歩に納得しているようだ。その一方で、「まだまだ、修正する部分はある。コンディションも戻ってきているので、もっともっとパフォーマンスを上げられる」と、今後のシーズンへ向けストイックな一面も見せた。
今シーズンのリーグで、上位進出を目標に掲げるミラノ。石川は、「チームメートだけでなく、監督とコーチらスタッフとのコミュニケーションがしっかり取れていると実感している」と語り、「とても良いシーズンが送れそうで、もっとチームとして強くなれると感じている」と期待を口にした。チーム内で言いたいことを言い合えると話してくれた石川。自身の高い語学力がイタリアでの意思疎通を可能にしているのだろう。
自身の技術面については、石川の武器の1つであるサーブは、時間とともに精度を取り戻すことができると話している。一方で、上位進出のため強豪勢に台頭するには、現地紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでも語っていたように、「(強力な)ジャンプサーブに対するレセプションの精度をあげなければいけない。まずはそれが1番」と明言。さらに、ストレートを狙った攻撃の向上を課題として上げた。常に明確なビジョンを持ちながら、よりハイレベルな次元を目指し続ける、そんな石川選手のバレーボールとの向き合い方が感じられる。
ミラノ中心地へ出かけたのは、 まだ取材のときのみと語る石川。ルーチョ・フサロ会長、ピアッツァ監督、スタッフや選手たちと、おいしい日本食レストランを探すことを約束しているそうだ。時間が取れたら観光やショッピングに出かけて、リフレッシュしたいと話してくれた。
第2弾ではコッパイタリアグループ予選やリーグ開幕直前の今シーズンへ向けて、会見後半に石川が語った内容をお伝えする。
構成●THE DIGEST編集部
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1カ月ほど前にイタリア入りした石川は、新型コロナウイルス感染拡大防止措置による14日間の隔離期間の後にチームと合流。この期間を活用して、自宅でウェイトトレーニングを行なったり、ロベルト・ピアッツァ監督を始めとするスタッフ陣らと事前のコミュニケーションができたと言う。新シーズンのスタート時期を見据えてイタリアへ渡ったことが、十分な準備を可能にし、スムーズに練習、試合に臨むことができたと述べた。プライベートでの行動範囲は、まだ自宅や練習場付近に留めているとのこと。練習や試合の際には、定期的なPCR検査、検温やマスクの着用が徹底されていることで、安心してプレーができていると話した。
石川は、公式戦デビュー戦となった現地13日のコッパイタリア グループ予選 第1戦をストレート勝利で飾ると同時に、MVP(試合ごとに決まるマンオブザマッチ)を獲得。2連勝で第2戦を終えたミラノは、最終戦を待たずに本戦出場を決めた。
「良いスタートが切れた。やるべきことはクリアできた」と石川はコメント。新天地での第一歩に納得しているようだ。その一方で、「まだまだ、修正する部分はある。コンディションも戻ってきているので、もっともっとパフォーマンスを上げられる」と、今後のシーズンへ向けストイックな一面も見せた。
今シーズンのリーグで、上位進出を目標に掲げるミラノ。石川は、「チームメートだけでなく、監督とコーチらスタッフとのコミュニケーションがしっかり取れていると実感している」と語り、「とても良いシーズンが送れそうで、もっとチームとして強くなれると感じている」と期待を口にした。チーム内で言いたいことを言い合えると話してくれた石川。自身の高い語学力がイタリアでの意思疎通を可能にしているのだろう。
自身の技術面については、石川の武器の1つであるサーブは、時間とともに精度を取り戻すことができると話している。一方で、上位進出のため強豪勢に台頭するには、現地紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでも語っていたように、「(強力な)ジャンプサーブに対するレセプションの精度をあげなければいけない。まずはそれが1番」と明言。さらに、ストレートを狙った攻撃の向上を課題として上げた。常に明確なビジョンを持ちながら、よりハイレベルな次元を目指し続ける、そんな石川選手のバレーボールとの向き合い方が感じられる。
ミラノ中心地へ出かけたのは、 まだ取材のときのみと語る石川。ルーチョ・フサロ会長、ピアッツァ監督、スタッフや選手たちと、おいしい日本食レストランを探すことを約束しているそうだ。時間が取れたら観光やショッピングに出かけて、リフレッシュしたいと話してくれた。
第2弾ではコッパイタリアグループ予選やリーグ開幕直前の今シーズンへ向けて、会見後半に石川が語った内容をお伝えする。
構成●THE DIGEST編集部