格闘技・プロレス

新日本G1、棚橋弘至が初白星&飯伏幸太が連勝!2人とも“歯よりG1”

どら増田

2020.10.01

棚橋(左)は待望の初勝利、飯伏(右)は3勝1敗となっている。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは、最強戦士決定戦『G1クライマックス30』のBブロックを29日に、Aブロックを30日に東京・後楽園ホールで開催した。

 決勝戦で対戦する約束をした棚橋弘至と飯伏幸太のゴールデン☆エース。

 29日には棚橋がジュース・ロビンソンと対戦。ここまで2連勝と好調のジュースは、棚橋の腰にダメージを蓄積させる。棚橋も真っ向から応戦するが、ジュースは強烈な左ストレートをヒット。勝機と見たジュースはすかさずパルプフリクションを狙うが、棚橋はサムソンクラッチで切り返して逆転勝ち。待望の公式戦初勝利。

 試合後、棚橋は「ヨシ!以前、ジュースと闘ってときと違って、自信もある。動きに無駄がない。けど、何とか1勝!ラリアット食らったときに、グッと噛みしめたら、奥歯が半分壊れた!スゲェパワーだね。『G1クライマックス』19回目、まず1勝!これがどれだけ気持ち的に勢いをつけるかを経験で知ってるから!次、ノブーーー!」とコメント。

 次回は10.1 新潟・アオーレ長岡大会でYOSHI-HASHIとの対戦が決まっている。
 
 30日は飯伏がジェフ・コブと対戦。飯伏はキックで翻弄しようとするが、コブはタックルからフロントネックロックで絞りあげ、グランドで飯伏を圧倒。体重差もあることから、さすがの飯伏も苦戦する。その場飛びムーンサルトなどで飯伏を追い込んだコブだが、二段式のニーが顔面にヒットすると動きが止まり、飯伏がすかさずカミゴェを決めて3カウント。3勝目を挙げた。

 試合後、飯伏は「ヤバイ、ヤバイ!初対決だけど本当に強いね。やっぱオリンピック選手なだけあって、もとのパワーが全然違いました。『G1』が始まって、ホントに歯がグラグラしてるんですよ。ほとんど歯がないです。それぐらい過酷でした。まあ、僕は歯よりも『G1』優勝の方が欲しいから。きょうも寝れない、諦めない、裏切らない…変わらないから。次も同じ。オスプレイ!用意しておけよ」とコメントした。

 2人揃って歯にダメージを負ったようだが、最終戦までこのまま突っ走っていく気持ちに変わりはない。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年9月29日、30日
東京・後楽園ホール 観衆 696人(両日とも)
▼Bブロック公式戦(30分1本勝負)
<1勝2敗=2点>○棚橋弘至(14分16秒 サムソンクラッチ)ジュース・ロビンソン●<2勝1敗=4点>
▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<3勝1敗=6点>○飯伏幸太(10分43秒 片エビ固め)ジェフ・コブ●<1勝3敗=2点>
※カミゴェ

文●どら増田

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