「日本陸上競技選手権大会」の3日目が3日、デンカビッグスワンスタジアム(新潟)にて開催された。女子800メートルでは、1500メートルに次ぐ2冠を狙っていた田中希実が2分4秒76で4位と健闘した。
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田中は、7月の「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」の3000メートルで8分41秒35、さらに8月の「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京」の1500メートルで4分5秒27と、今季2つの日本記録を樹立させるなど、成長著しい21歳の若き日本のエース。
2日に行なわれた1500メートル決勝では、ロングスパートを仕掛け独走態勢で初優勝と、圧倒的な強さを誇示した。800メートルに向け「混戦の駆け引きを楽しみたい」と語っていた。迎えた800メートル決勝。前半は一番後方からの落ち着いた入りを見せた。ラスト1周の鐘の音とともに徐々に前方に上がってレースを進めるも、ラスト100メートルで、800メートルを主戦場として戦う川田朱夏や塩見綾乃、卜部蘭らに先着を許し、4位でのフィニッシュとなった。
レース後、田中は「他の800の選手に惑わされず、自分のペースでいけた」と評価しつつ、ラストの競り合いで「弱い部分が出てしまった」と振り返った。1500メートルと800メートルを通して「テーマを持って落ち着いてレースを進められたっていうのは、選手として成長できた」と冷静に分析し、今後に向けて「もっと貪欲になるところを大事にしたい」と語った。
上位5位までの結果は以下のとおり。
1位 川田朱夏 2分3秒54
2位 塩見綾乃 2分4秒24
3位 卜部蘭 2分4秒56
4位 田中希実 2分4秒76
5位 中村美宇 2分7秒55
構成●THE DIGEST編集部
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田中は、7月の「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」の3000メートルで8分41秒35、さらに8月の「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京」の1500メートルで4分5秒27と、今季2つの日本記録を樹立させるなど、成長著しい21歳の若き日本のエース。
2日に行なわれた1500メートル決勝では、ロングスパートを仕掛け独走態勢で初優勝と、圧倒的な強さを誇示した。800メートルに向け「混戦の駆け引きを楽しみたい」と語っていた。迎えた800メートル決勝。前半は一番後方からの落ち着いた入りを見せた。ラスト1周の鐘の音とともに徐々に前方に上がってレースを進めるも、ラスト100メートルで、800メートルを主戦場として戦う川田朱夏や塩見綾乃、卜部蘭らに先着を許し、4位でのフィニッシュとなった。
レース後、田中は「他の800の選手に惑わされず、自分のペースでいけた」と評価しつつ、ラストの競り合いで「弱い部分が出てしまった」と振り返った。1500メートルと800メートルを通して「テーマを持って落ち着いてレースを進められたっていうのは、選手として成長できた」と冷静に分析し、今後に向けて「もっと貪欲になるところを大事にしたい」と語った。
上位5位までの結果は以下のとおり。
1位 川田朱夏 2分3秒54
2位 塩見綾乃 2分4秒24
3位 卜部蘭 2分4秒56
4位 田中希実 2分4秒76
5位 中村美宇 2分7秒55
構成●THE DIGEST編集部