格闘技・プロレス

ノア清宮海斗、那須川天心直伝の胴回し蹴りが炸裂!N-1決勝進出

どら増田

2020.10.05

潮崎を破りN-1決勝へ進出した清宮。決勝では中嶋勝彦と戦う。

 プロレスリング・ノアは4日、東京・後楽園ホールで『N-1ヴィクトリー2020』公式戦を開催した。

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 メインイベントでは潮崎豪と清宮海斗によるAブロック首位攻防戦が行なわれた。勝った方が決勝に進出する。潮崎は引き分けでも決勝進出だ。

 先にABEMAイチ推し選手として紹介された清宮が入場。続いて今年の1.4後楽園大会で清宮からGHCヘビー級王座を奪取した潮崎が入場した。清宮は「新しい景色」を築いていくために、リターンマッチを実現させる意味でも負けられないところ。

 試合はお互いに様子を見るかのようにじっくりとした攻防を展開。清宮はドロップキックでペースを握ろうとするが、潮崎は重い逆水平チョップで逆にペースを握らせまいとする。力で勝る潮崎はバックドロップ、エルボーで清宮の力を奪っていくが、清宮は気合いを入れて、立体的な技を繰り出していく。しかし潮崎は逆水平一発で流れを変えると、袈裟斬りチョップ。清宮の胸は真っ赤に染まった。

 隙を狙っていた清宮は潮崎をスリーパーで捕らえると、投げられても離さない。さらに三沢光晴さんを彷彿とさせるフェイスロックに移行し、潮崎のスタミナを奪っていく。ここをチャンスと見た清宮は二段式のジャーマンから、タイガースープレックスを狙う。潮崎は踏ん張り、痛めている左のラリアットを決めると、トップロープに清宮を上げて、捻りを加えた雪崩式ブレーンバスター、ゴー・フラッシャーで畳み掛けるが、清宮はジャンピングニー、タイガースープレックスで反撃する。潮崎はリミットブレイクから豪腕ラリアットを決めるがカウントは2。
 
 トップロープの攻防を雪崩式リバースDDTで清宮が制すと、那須川天心との合同練習から練習し始めた胴回し蹴りを放つ。垂直落下式のリバースDDTから、タイガースープレックスをズバリと決めて清宮がカウント3を奪取。Aブロック代表として決勝進出を決めた。

 試合後、Bブロック代表の中嶋勝彦がリングにニタニタ笑いながら上がると、元相方の潮崎に悪態をつき、清宮に対して「お前のヒーローごっこは10.11で終わりだ!」と10.11大阪・エディオンアリーナでの対戦が決まった清宮を挑発。清宮は「俺の今の勢いはホンモノだぞ!」と叫ぶと、対戦した潮崎に感謝の気持ちを伝えた上で、「『N-1』をどこの団体にも負けない闘いにします。そのためにも、ノアのヘビー級がナンバー1だと証明します!」とファンに誓って、リングを後にしている。

 インタビュースペースで清宮は「絶対に俺が優勝して、プロレスリング・ノアの絶景を見せたい」と優勝宣言した。

◆プロレスリング・ノア◆
『N-1ヴィクトリー2020』
2020年10月4日
東京・後楽園ホール
▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<3勝2敗=6点>●潮崎豪(24分07秒 タイガースープレックスホールド清宮海斗○<3勝1敗1分け=7点>
※清宮が決勝進出

文●どら増田
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【動画】優勝決定戦にコマを進めた清宮海斗のバックステージコメント