ラグビー

今さら「トライを取ったら何点?」と聞けないあなたに、ラグビーの得点方法と基本のプレーを紹介

THE DIGEST編集部

2019.10.18

相手陣内のインゴール内でグラウディングできた場合がトライとなり、5点獲得できる。(C)GettyImages

 ラグビー日本代表が決勝トーナメントへ進出し、盛り上がっている陰で、完全にその流れに乗り遅れてしまった方もいるのではないだろうか? 今さら、「トライを取ったら何点入る?」なんて恥ずかしくて聞けなくなってしまった方に、ラグビーの得点の種類と、基本プレーについて解説しよう。

ラグビーの得点方法■



○トライ(5点)
 ボールを相手陣内のインゴール内でグラウンディングできた場合に与えられる。

※グラウディングとは?
 手に持ったボールか、腕に抱えたボールを地面につけること。あるいは地上にあるボールを手または腕で押さえるか、首から腰のどこかで押さえるように倒れ込むこと。

※ちなみに…
「ペナルティートライ」(日本で言う認定トライ)もある。防御側の不正なプレーがなければトライできたとレフェリーが判断した場合、(インゴール内でのグラウンディングなしで)トライが認められる。トライの地点はゴールポストの中央。

コンバージョンゴール(2点)
トライ後のゴールキックが成功した場合に与えられる。トライした地点の延長線上であればどこからでも蹴ることができる。


○ペナルティーゴール(3点)
敵の反則で得たゴールキック(ペナルティーキック)が成功した場合に与えられる。キックはプレースキック(地上に置いて蹴る)のほかに、ドロップキック(ボールを一度地面に落とし、ワンバウンドのボールを蹴る)も選べる。


○ドロップゴール(3点)
プレー中にドロップキックでゴールを狙い、成功した場合に与えられる。
ラグビーの基本プレー■

○パス
 何と言ってもここが一番の基本プレー。ラグビーのパスは、前にはできない。ボールを持った選手が、自分と平行か自分より後方の味方に手を使ってボールを渡すプレー。

○パス
 ボールを手に持つか、腕で抱えて走るプレー。


○キック
足でボールを蹴るプレー。


○タックル
 ボールを持っている敵を1人か複数でつかんで倒すプレー。ボールを持った選手が地面に倒れるか、ボールが地面に触れると成立する。片ひざが地面につけば、倒れたと見なされる。

 ボールを持っていない選手にはタックルできない。タックルされたプレーヤーは、プレー継続のためにただちにボールをパスするか、ボールを放さなければならない。そして、ただちに立ち上がるか、ボールから離れなければならない。タックル時、自身も地面に倒れたプレーヤー(タックラーと呼ぶ)は、ただちにタックルした敵のプレーヤーを放さなければならない。

 さらにタックラーは、ただちに立ち上がるか、タックルされたプレーヤーとボールから離れなければならない。タックラーが次にボールをプレーするには、立ち上がる必要がある。