格闘技・プロレス

RISEに『鬼滅の刃』のコスプレで登場して話題!格闘家と芸人の二足の草鞋を履く“ブラックパンサー”ベイノア

THE DIGEST編集部

2020.10.13

RISEに『鬼滅の刃』のコスチュームで登場した“ブラックパンサー”ベイノアは強くて面白い、今後注目の選手だ。写真:THE DIGEST

 キックボクシング団体RISEが10月11日、横浜・ぴあアリーナMMにて 『DEAD OR ALIVE 2020』を開催した。メインとなったのは-63kgのワンデートーナメントだったが、-70kgで登場したセミファイナルの選手に注目が集まっている。

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 入場時に人気漫画&アニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の出で立ちで登場した"ブラックパンサー"ベイノアだ。極真会館所属のベイノアは、現役空手家であり、RISEの第2代ウェルター級王者でもある25歳。この日の試合は、赤雲会所属、TENKAICHIミドル&ウェルター級の2冠を持つ宮城寛克との対戦となった。

 試合は終始、手数、蹴り数の豊富さでベイノアが宮城を押し、3ラウンド0分55秒には、ダイナミックな左ハイキックを炸裂させ、KO勝ちを収めた。

 試合後には「生の目で迫力ある外国のバケモンみたいな70kgの選手見たくないですか? そのためには僕らが盛り上げなければいけないと思っています」と、今後70kgのトーナメントを開催してほしいとRISE伊藤隆代表に懇願。さらに「今年、もう一試合したいんですよ。大晦日、12月31日、出たいと言ってる選手いっぱいいますが、俺が!一番!出たい!もうスケジュール帳に試合って書いてます。何かの手違いで紅白からオファーがあっても、試合に出たい。よろしくお願いします」と大晦日に行なわれる『RIZIN』への出場を全力でアピールした。

 最後は「私、いっっっさい出演などしていませんが」としながら、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の宣伝や、次に控えるメインイベントへの誘導と、司会者さながらにエンターテイナーぶりを発揮した。
 
 この試合を見たファンからは、「ハイキックやばかった」「キレイなハイキック!マイクも面白かった」「面白いくせに強すぎる!」「入場から退場までベイノア劇場」「一番スッキリした試合でした」とベイノアのSNSに数多くのメッセージが寄せられている。

 格闘家のイメージを覆す明るさと滑らかなトークには理由がある。ベイノアは格闘家であると同時に"けとるべる"というコンビのお笑い芸人でもあり、まさに二足の草鞋を履いて活動中なのだ。

 12日に行なわれた「一夜明け会見」では、「昨日のような大きなイベントができたのも、このような状況の中でずっと動いてくださっている医療従事者の皆様や、今大会に向けて動いてくださっているRISE関係者の皆さんのおかげだと思っています。当たり前のことではないと思っています。本当に感謝しています」と真面目な面を見せつつも「入場のときの炭治郎がちょっとデカかったな…と。あまり可愛くなかった。そこは自分をもう一回見つめなおしたい」とまたもやユーモアをまじえて語っている。

 強さと面白さを兼ね備えたベイノアは今後要チェックの格闘家だ。

構成●THE DIGEST編集部