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「僕たちは今、非常に勢いがある」石川祐希がチーム3連勝&3位堅守に貢献!トップ2との連戦へ

THE DIGEST編集部

2020.10.19

4セット目に途中メンバーチェンジを挟むも、終始安定したプレーでチームを勝利に導いた石川。(C)Powervolley Milano

4セット目に途中メンバーチェンジを挟むも、終始安定したプレーでチームを勝利に導いた石川。(C)Powervolley Milano

 現地18日、イタリアの男子バレーボール セリエA第6節が行われ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、NBVヴェローナをセットカウント3-1(15-25、25-19、27-25、25-22)の逆転で下して、リーグ3位を堅守した。

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 この前日、ミラノは公式SNS上で、今節に向けた石川のイタリア語コメントを掲載。コッパ・イタリアのグループ予選でストレート勝利したヴェローナとの再戦について、石川は、「コッパ戦では、僕たちが勝利したが、今回はきっと全く別の試合になるだろう。気を引き締め、全力を注ぎ、闘志を持ってミラノらしいプレーをする必要がある」と発言していた。そして、ミラノは日本代表のエースが発した言葉通りの戦いを見せてくれた。

 ミラノは、ステファン・マー(カナダ代表)が、新型コロナウィルス陽性者(クラブ関係者以外)と接触があったことで、予防措置による自主隔離のため欠場。第1セットは主力の不在を払拭できずにセットを落とすが、続く第2セットでは、サービスエースで先制点を挙げた石川が、随所でチームを牽引。狙いを定めたバックアタックや、この試合最多の25得点を挙げた相手エース、マテイ・カジースキ(ブルガリア代表)の強打を1枚ブロックで阻止して追加点を挙げる。さらに、中盤に再びサービスエースが飛び出すなど、大活躍の石川がライン際にストレートを決めてセットポイントを引き寄せ、ミラノが試合を振り出しに戻した。
 
 第3セットは形勢が二転三転するなか、石川のブロックアウトを狙った一打で23-23として勢いに乗ったミラノが、3度目のセットポイントをものをにして逆転に成功。迎えた第4セットの開始直後、ミラノは、休養か戦略か、意図は不明だが、前節で痛めた右足首にテーピングが見える石川をベンチに下げ、17歳のマッテオ・スタフォリー二を投入。ダブルリベロの布陣で4点差を負ったところでコートに戻った石川は、ここから、高いクォリティのスパイクやレセプションで見せ場を作ると、マッチポイントで自身の好守でつないだボールを自らクロスへ打ち込み、ミラノを勝利へと導いた。

 試合後、石川はチームメートたちから称賛の言葉とハグを受け、満面の笑みでそれに応えていた。会見では「今週まで週2試合と試合が続いていたので、少しハードでした」とした上で、「パフォーマンスも少し落としてしまった部分はありますけど、開幕から継続して安定したプレーを発揮できていると感じています」と試合を回顧。また、次戦に向けては「強い相手との試合になるので、ミスをせずに、そして僕たちは今非常に勢いがあるので、この勢いのまま臨みたい」と意気込みを語った。

 ミッドウィーク開催のハードスケジュールが一段落したのも束の間、3位ミラノをトップ2との連戦が待ち受ける。まずは、日本時間10月26日午前1時開始予定の次戦、第7節でルーベ・チヴィタノーヴァと敵地で対戦。その翌週の第8節では、ペルージャをホームで迎え撃つことになる。

構成●THE DIGEST編集部
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