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石川祐希所属のミラノが強豪に敗戦。「1点を獲るスキルをもっと磨かなければ」と気持ちを新たに

THE DIGEST編集部

2020.10.26

石川は攻撃の砲火を浴びせるも、チヴィタノーヴァの手堅いディフェンスに阻まれた。(C)Powervolley Milano

石川は攻撃の砲火を浴びせるも、チヴィタノーヴァの手堅いディフェンスに阻まれた。(C)Powervolley Milano

 現地25日、イタリアの男子バレーボール セリエA第7節が行なわれ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、ルーベ・チヴィタノーヴァにセットカウント0-3 (20-25、24-26、22-25)で敗れ、今シーズン初のストレート負けを喫した。

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 開幕から6戦を終えて、勝ち点「14」で3位につけるミラノの対戦相手は、ストレート勝利4試合を含む全勝で2位のチヴィタノーヴァ。昨シーズン、コッパイタリアと世界クラブ選手権を制し、新型コロナウイルスのパンデミック化により、途中終了したリーグ戦を首位で終えた強豪を相手に、厳しい戦いを強いられた。

 第1セット、ミラノは序盤からリードを許すと、その後も、相手の好守に阻まれてなかなか得点に繋げることができない。10-17まで点差が開くと、レセプションでミスが続いた石川をベンチに下げる。終盤、石川をコートに戻して相手のセットポイントを2度しのいだミラノだったが、反撃には至らずこのセットを落とした。第2セットでミラノは、石川のサービスエースなどで接戦に持ち込み奮闘。先にセットポイントを握るが、石川のスパイクを2連続で拾われて逆転を許すと、最後は主砲のフランス代表ジーン・パトリーがブロックに捕まり2セット目を取り切れず。

 第3セット、ミラノは最多6点ビハインドの劣勢から、司令塔リカルド・スベルトーリの3連続エースなどで、驚異の追い上げを見せる。しかし、23-22から2連続得点を許して万事休す。チヴィタノーヴァの多彩な攻撃と堅い守りに屈して、シーズン初のストレート負けに終わり、通算成績を4勝2敗とした。二桁得点が通例の石川は、8得点(サービスエース1本を含む)に留まった。
 
 試合後は「1セットも獲ることができなかったので非常に悔しいです。また、自分のプレーも、チームとしても良くなかったので、そこは反省しなければいけない」とし、「チヴィタノーヴァのディフェンスが良かったですが、それでも決定率を上げなければいけない」と、強豪チームと戦うにあたり必要なことを挙げる。2、3セットを僅差で逃しているだけに「1点を獲るスキルをもっと磨かなければいけない」と気持ちを新たにした。

 勝ち点を重ねることができなかったミラノだが、変わらず3位をキープ。後続に、順位を1つ上げた4位につけたモデナが2ポイント差で迫っている。

 ミラノは、日本時間11月1日午前2時開始予定の次戦、第8節で首位セーフティ・ペルージャをホームで迎え撃つ。一段とタフな戦いが予想される強者との対決で、石川が奮起のパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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