王者とのタイトルマッチの代償は小さくなかったようだ。
WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が、WBA同級2位のジェイソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒でKO勝ちした。
鋭いジャブを上下に打ち分け、主導権を握った井上は、6回に左フックをモロニーの顎にヒットさせて最初のダウンを奪取。そして迎えた7回終盤にモロニーの左ジャブをかわすと渾身の右ストレートを炸裂させ、この日2度目のダウンを奪って鮮やかなKO勝利を収めた。
試合後に井上が「フィニッシュは納得のいくパンチだった」と振り返った一発を顔面に浴びたモロニーは、膝から崩れ落ち、10カウントを聞いてもなお、しばらくは立ち上がることができなかった。豪メディア『7News』は、モロニーが試合直後に現地の病院へ直行したと伝えている。
王者のまさに“モンスター”級のパンチに対する反響は、モロニーの母国メディアでも広がっている。『7News』は、「チャレンジャーは勇敢に戦ったが、無敗の日本王者にノックアウトされた」とマッチサマリーで綴っている。
「モンスターと評されるイノウエは、モロニーにはスピードとパワーの両面で強すぎた。そして7回の終盤にオーストラリアの戦士は残忍なヘッドショットで試合を終わらせられた」
また、ポータルニュースサイト『Yahoo』のオーストラリア版は、「まさに獣のような残忍なKOだった」と井上のファイトを称えた。
「モロニーは、イノウエの素早いフットワークと変化するペースについていくことが出来ずに苦戦した。そして最後はモンスターが得意とする右手での残忍なノックアウトパンチで決着をつけられた。オーストラリアのファイターは勇敢だったが、誇らしげな王者を前に何も残せなかった」
昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来、359日ぶりに白星を挙げた井上。その出色のパフォーマンスに対する賛辞はとどまるところを知らない。
構成●THE DIGEST編集部
WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が、WBA同級2位のジェイソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒でKO勝ちした。
鋭いジャブを上下に打ち分け、主導権を握った井上は、6回に左フックをモロニーの顎にヒットさせて最初のダウンを奪取。そして迎えた7回終盤にモロニーの左ジャブをかわすと渾身の右ストレートを炸裂させ、この日2度目のダウンを奪って鮮やかなKO勝利を収めた。
試合後に井上が「フィニッシュは納得のいくパンチだった」と振り返った一発を顔面に浴びたモロニーは、膝から崩れ落ち、10カウントを聞いてもなお、しばらくは立ち上がることができなかった。豪メディア『7News』は、モロニーが試合直後に現地の病院へ直行したと伝えている。
王者のまさに“モンスター”級のパンチに対する反響は、モロニーの母国メディアでも広がっている。『7News』は、「チャレンジャーは勇敢に戦ったが、無敗の日本王者にノックアウトされた」とマッチサマリーで綴っている。
「モンスターと評されるイノウエは、モロニーにはスピードとパワーの両面で強すぎた。そして7回の終盤にオーストラリアの戦士は残忍なヘッドショットで試合を終わらせられた」
また、ポータルニュースサイト『Yahoo』のオーストラリア版は、「まさに獣のような残忍なKOだった」と井上のファイトを称えた。
「モロニーは、イノウエの素早いフットワークと変化するペースについていくことが出来ずに苦戦した。そして最後はモンスターが得意とする右手での残忍なノックアウトパンチで決着をつけられた。オーストラリアのファイターは勇敢だったが、誇らしげな王者を前に何も残せなかった」
昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来、359日ぶりに白星を挙げた井上。その出色のパフォーマンスに対する賛辞はとどまるところを知らない。
構成●THE DIGEST編集部