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ゴルフ

渋野日向子に舞い込んだ“不思議なアンダーパー”それは最終日へつながる伏線か?

山西英希

2020.11.21

ショットの不調に苦しむも、大崩れなく終わった大会3日目。最終日にはどのようなゴルフを展開するのだろうか?(C)Getty Images

ショットの不調に苦しむも、大崩れなく終わった大会3日目。最終日にはどのようなゴルフを展開するのだろうか?(C)Getty Images

 国内女子ツアーの『大王製紙エリエールレディスオープン』3日目、3バーディ、1ボギーの69で回った渋野日向子は、通算3アンダーまでスコアを伸ばし、前日の20位タイから14位タイに順位を上げた。

“勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし”という格言があるが、この日の渋野に当てはめるなら、“アンダーパーに不思議なアンダーパーあり”といったところだろうか。「今日はショットがかなり大荒れで、池ポチャが2回、ドライバーも曲がるし、アイアンもダフるという状況で、パッティングに助けてもらったとはいえまさかのアンダーパーで回れてビックリしています」と、驚きの表情を見せた。

 確かにこの日の渋野はショットが安定していなかった。特にアイアンショットはなかなかグリーンをとらえ切れず、パーオン率はこの3日間で最低の61・11%だった。前日の17番パー5で2打目を3番ウッドでダフったときは単なる力みからくるものだと考えていた。しかし、この日はまだプレッシャーを感じるこのとのない3番パー3のティショットでいきなりダフってしまう。3番ユーティリティを選択したが、ボールの手前を叩き、グリーン手前の池につかまった。その後、アイアンショットでも数回ダフるシーンがあり、単なる力みが原因ではないと知る。
 
「抑えめのショットをしてもフルショットをしてもダフるという状況だったので、自分でもようわからん感じです。ただ、どうにかしないとこれから大変なことになるので、しっかりと練習をして調整したいなと思います」と振り返った。

 渋野のダフリといえば、今年の『KPMG全米女子プロ』3日目、スタートの10番パー4で左ラフからの第2打が思い出される。7番アイアンで打ったところ、ボールの手前をほんの少しダフったがために、グリーン手前の池につかまり、このホールを8とした。しかし、その後はパッティングに苦しむ話を聞くが、ダフリに悩まされているというコメントは発していない。それでもフルショットだけでなく、振り幅を小さくしたショットでもダフるというのは気になるところだろう。
 

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