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格闘技・プロレス

新日本、EVILと初遭遇のオーカーン組が完勝「小さな銃弾ごときで帝国は傷つかない!」

どら増田

2020.12.01

オーカーンとコブ組がEVIL&裕二郎に勝利。THE EMPIREは今後新たな展開を生んでいきそうだ。(C)新日本プロレス

オーカーンとコブ組がEVIL&裕二郎に勝利。THE EMPIREは今後新たな展開を生んでいきそうだ。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは30日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』東京・後楽園ホール大会を開催した。

『ワールドタッグリーグ2020』この日の第2試合はTHE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(3勝3敗)と、バレットクラブのEVIL&高橋裕二郎(3勝3敗)が対戦。凱旋帰国後のオーカーンは、バレットクラブ入りをしたEVILと比較されることが多かったが、両者の初遭遇に注目が集まる。

 試合はTHE EMPIREは怒涛のパワーで裕二郎に集中攻撃を見舞うも、バレットクラブは、いつものようにマネージャーのディック東郷が介入しながら、ダーティーなファイトスタイルにインサイドワークを駆使して挽回をはかる。しかし、パワーだけじゃなくスープレックスなどの技術も持ち合わせているTHE EMPIREは、東郷のスポイラーズチョーカーでオーカーンが首を締め上げられるも、同士討ちを誘うことに成功。うまく相手チームの連携を断ち切り、最後はオーカーンがアイアンクローで裕二郎を捕らえ、そのままEVILに投げつけ、さらに一本背負いで叩きつける。瀕死の裕二郎にコブがツアー・オブ・ジ・アイランドで豪快に決めて3カウント。THE EMPIREが優勝争いにとどまった。
 
 バックステージでオーカーンは「だから、言っただろ!小さな銃弾ごときで帝国は傷つかない!」とバレットクラブに対して勝ち誇ると、沈黙を続けていたコブが「……それでお前らはまだ、俺が“THE EMPIRE”に入った理由が気になって仕方ないのか? いずれわかることだ。今日の試合に関して言えるのは……裕二郎にリベンジ成功だ。ハワイ王国の力が合わさって“THE EMPIRE”はますます強くなるばかりだ。答えを知りたいのなら、しっかりを目を開いて見とけ」と『G1クライマックス30』で敗れた裕二郎にリベンジしたのが嬉しかったのか、久々にコメントらしいコメントを発表。オーカーンは前日、ツイッターで「エンパイアにジュニア戦士が欲しい」と投稿しており、THE EMPIREはさらなる補強が考えられる。

『ワールドタッグリーグ2020』は、石井智宏&矢野通が5勝2敗でトップ。これをTHE EMPIREの他、IWGPタッグチャンピオンチームのタイチ&ザック・セイバーJr.、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI、鷹木信悟&SANADA、タマ・トンガ&タンガ・ロアの6チームが4勝3敗で追うという公式戦残り2試合で大混戦になっている。

◆新日本プロレス◆
『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』
2020年11月30日
東京・後楽園ホール
観衆 557人
▼ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)
<4勝3敗=8点>グレート-O-カーン&○ジェフ・コブ(13分02秒 体固め)EVIL&高橋裕二郎●<3勝4敗=6点>
※ツアー・オブ・ジ・アイランド

文●どら増田

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