LPGAツアー『全米女子オープン』2日目、原英莉花は3バーディ、4ボギー、3ダブルボギーの78と崩れ、通算19オーバーで予選落ちを喫した。
前日は慣れない芝への対応やミスショットからの立て直しがうまくいかず、83と大きくスコアを落とした原。この日は距離の長いチャンピオンズGCのサイプレスクリークコース(6731ヤード・パー71)をラウンドするだけに、得意のドライバーショットを活用してリベンジを果たすことが期待された。しかし、75回を数えるメジャー最古の大会はそう簡単にコース攻略の扉を開くことはなかった。前日から「1つのミスが大きなミスにつながる」と語っていたが、この日もその流れは変わらない。前日に続き、3つのダブルボギーを叩いてしまった。
【PHOTO】メジャー2連勝を達成した"美女ゴルファー"原英莉花!2020年を厳選ショットで振り返り!
どちらかといえば、今年の原は国内ツアーでは粘るゴルフを見せていた。720ホールを回ってダブルボギー以上を叩いたのが8回。単純計算すれば、1試合に1つあるかどうかの確率だ。ところが、今大会ではダブルボギー以上を叩いたホールが2日間で6つもあり、改めて国内ツアーとは勝手が違うことを思い知らされた。
大会前に「ショットは好調です」と語っていた原にしてみれば、いくらメジャー初出場、米国本土での試合も初めてだからといって、ここまで自分のゴルフが通用しないとは想像していなかったのではないか。確かに今回は予選ラウンドを2コースで行なうため、練習ラウンドではどちらのコースも回らざるを得なかった。そのため、コースの下見が不十分だったことは否めない。しかし、条件は皆同じである。強いて言えば、ジュニア時代から海外での試合経験がほとんどなく、ゴルフ以外の面でも戸惑いを感じた分、自分の実力を出しにくかったのかもしれない。
それでも2日目は3つのバーディを奪うなど、自分が今持つ全てをぶつけようという姿勢は崩さなかった。特に16番パー3のティショットで見せた1打には原の意地が込められていたのではないか。ピンの右サイドに打ち出されたボールはきれいな左に曲がる弧を描きながら、ピンの手前に落ちると、手前約60センチのところで止まる。あっさりとそれを沈めたが、原の表情には笑顔が全く見られなかった。これぐらいのショットは打てるんだというプライドとそれを発揮できなかった悔しさが厳しい表情をつくっていたように感じられた。
前日は慣れない芝への対応やミスショットからの立て直しがうまくいかず、83と大きくスコアを落とした原。この日は距離の長いチャンピオンズGCのサイプレスクリークコース(6731ヤード・パー71)をラウンドするだけに、得意のドライバーショットを活用してリベンジを果たすことが期待された。しかし、75回を数えるメジャー最古の大会はそう簡単にコース攻略の扉を開くことはなかった。前日から「1つのミスが大きなミスにつながる」と語っていたが、この日もその流れは変わらない。前日に続き、3つのダブルボギーを叩いてしまった。
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どちらかといえば、今年の原は国内ツアーでは粘るゴルフを見せていた。720ホールを回ってダブルボギー以上を叩いたのが8回。単純計算すれば、1試合に1つあるかどうかの確率だ。ところが、今大会ではダブルボギー以上を叩いたホールが2日間で6つもあり、改めて国内ツアーとは勝手が違うことを思い知らされた。
大会前に「ショットは好調です」と語っていた原にしてみれば、いくらメジャー初出場、米国本土での試合も初めてだからといって、ここまで自分のゴルフが通用しないとは想像していなかったのではないか。確かに今回は予選ラウンドを2コースで行なうため、練習ラウンドではどちらのコースも回らざるを得なかった。そのため、コースの下見が不十分だったことは否めない。しかし、条件は皆同じである。強いて言えば、ジュニア時代から海外での試合経験がほとんどなく、ゴルフ以外の面でも戸惑いを感じた分、自分の実力を出しにくかったのかもしれない。
それでも2日目は3つのバーディを奪うなど、自分が今持つ全てをぶつけようという姿勢は崩さなかった。特に16番パー3のティショットで見せた1打には原の意地が込められていたのではないか。ピンの右サイドに打ち出されたボールはきれいな左に曲がる弧を描きながら、ピンの手前に落ちると、手前約60センチのところで止まる。あっさりとそれを沈めたが、原の表情には笑顔が全く見られなかった。これぐらいのショットは打てるんだというプライドとそれを発揮できなかった悔しさが厳しい表情をつくっていたように感じられた。