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ラグビー

「日本は世界で最も進歩している国」イングランドのジョーンズHC、2023年W杯で同組のブレイブ・ブロッサムズを警戒

THE DIGEST編集部

2020.12.16

ジョーンズHCは「タフなプールだ:としつつ、日本とアルゼンチンについても言及した。(C)Getty Images

ジョーンズHCは「タフなプールだ:としつつ、日本とアルゼンチンについても言及した。(C)Getty Images

 2023年ラグビーW杯フランス大会1次リーグの組み合わせ抽選が14日、パリで行われ、日本は1次リーグでイングランド、アルゼンチンが揃う“死の組”に入った。予選突破は2位以内までで、強豪国を打ち破らなければその先が見えてこない。同大会は現地時間9月8日から23日にかけて行われる予定だ。

 今回の組み合わせが発表されると、各国メディアもこぞって報道。早くも数多くの分析記事が出ている。日本が戦うイギリスのスポーツ大手メディア『SKYスポーツ』では、「“ブレイブ・ブロッサムズ”(ラグビー日本代表の愛称)は前回大会でアイルランド、スコットランドを破り、エディー・ジョーンズ率いるイングランド代表を恐れることはないだろう」と、ここ数年の躍進に言及。しかし一方で、「日本が2023年にベスト8へ確実に進出するためには、アルゼンチン戦をターゲットにするはず」と、世界ランキング2位のイングランドではなく、8位のアルゼンチン戦がカギを握ると見ている。

 アルゼンチンと日本の対戦成績は、日本から見て1勝5敗。直近では2016年に対戦して20-54で敗れており、あれから日本が力をつけたとはいっても、アルゼンチンも先日に行われた『ザ・ラグビーチャンピオンシップ』でニュージーランドを下しており、やはりその壁は高いと言っていいだろう。
 
 やはり、最も難敵となりそうなのが、かつて日本を率いたジョーンズがHCを務めるイングランドだ。過去9戦全敗、2018年には敵地で対戦し、15-35で敗れている。とはいえ、“闘将”が最も警戒を強めている国もまた、日本だというのも面白い。イギリスのスポーツメディア『BBC』でジョーンズHCがプールDの展望を寄せている。

「タフなプールだ。我々は全力を尽くさなければならない」とはジョーンズHCの弁。そして、「現時点では、他国について心配している余裕がないね。2023年W杯で我々の最大限のベストを持ってくる必要がある。大会前でも、もちろん後でもない」と続けた。

 また、ジョーンズHCは2つの"強豪国"に関して言及している。曰く「アルゼンチンは素晴らしいチームだ。しかし、日本は世界で最も進歩している国だ」。

"ブライトンの奇跡"をともに成し遂げた名将は、日本代表へのリスペクトだけでなく、警戒心も抱いているようだ。

 1次リーグの組み合わせは以下の通り。

【A組】
 ニュージーランド(3)
 フランス(4)
 イタリア(14)
 南北米大陸第1代表
 アフリカ第1代表

【B組】
 南アフリカ(1)
 アイルランド(5)
 スコットランド(7)
 アジア太平洋第1代表
 欧州第2代表

【C組】
 ウェールズ(9)
 オーストラリア(6)
 フィジー(11)
 欧州第1代表
 最終予選優勝チーム

【D組】
 イングランド(2)
 日本(10)
 アルゼンチン(8)
 オセアニア第1代表
 南北米大陸第2代表
※()内は世界ランキング。

構成●THE DIGEST編集部

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