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格闘技・プロレス

“世界最強の男”アルバレスが遠征に前向き発言「メキシコ、日本…どこへでも向かうだろう」

THE DIGEST編集部

2020.12.23

アルバレスは「もしレイノソが望むのであれば、メキシコ、日本、中国、イギリス、どこへでも向かうだろう」と語った。(C)Getty Images

アルバレスは「もしレイノソが望むのであれば、メキシコ、日本、中国、イギリス、どこへでも向かうだろう」と語った。(C)Getty Images

 ボクシングの4階級王者、“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)が巧みな拳さばきを披露した。

 アルバレスは現地時間19日、テキサス州・サンアントニオにてカラム・スミス(英国)とのWBA、WBCタイトルマッチに臨んだ。その一戦でのパンチが話題を集めている。

 スミスをロープ際に追い込んだアルバレス。相手がガードを固める中、右のストレートを繰り出す。しかし、これはフェイク。寸前で止め、ガードがずれたところに左のアッパーを打ち込んだ。拳はガードの間をすり抜け、顎を直撃。誰もが目を欺かれる鮮やかなコンビネーションだった。

 試合は、終始有利に進めたアルバレスが判定勝ち。2019年11月以来のリングにも、相変わらずの強さを見せた。
 
 米ボクシング誌『ザ・リング』のパウンド・フォー・パウンドランキングでは、井上尚弥らを抑えて現在1位に君臨している絶対王者。いったい、今後はどこに向かうのか。ボクシング専門メディア『BOXING NEWS』の記事の中で、彼と彼のチームの今後の方針が明かされている。

 アルバレスのトレーナー、エディー・レイノソは試合後、「これまでの世界最強のファイターは日本、ヨーロッパ、メキシコ、アフリカなど世界中で戦ってきた」と遠征を期待。一方、アルバレス自身も「もし彼(レイノソ)が望むのであれば、メキシコ、日本、中国、イギリス、どこへでも向かうだろう」と積極的な姿勢を見せていた。
 
「我々は歴史を作ろうとしている」とアルバレス。世界最強王者の来日も、現実味を帯びてきた。

構成●THE DIGEST編集部
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