ラグビー

「毎週末、並外れた才能を発揮している」仏リーグに挑戦中の松島幸太朗を現地メディアが絶賛!

THE DIGEST編集部

2020.12.24

松島はここまで10試合に出場し、7トライと結果を残している。(C)Getty Images

 今季から、世界最高峰のフランスリーグに挑戦しているラグビー日本代表の松島幸太朗。そんな松島をフランスのラグビー専門サイト『ル・ラグビニステール』が、「ASM(クレルモン)のフルバックのスタメンの地位を確立し、毎週末、並外れたオフェンスの才能を発揮している」と絶賛している。
 
 チーム合流前、フランスでは「ただの派手な髪形のウイング。ワールドカップでの活躍があったとはいえ、激しい欧州での試合に適応できるか疑問」という印象だったという。鳴り物入りで同じくフランスのトゥールーズに加入した五郎丸歩が、5試合の出場にとどまったという前例もあり、活躍を不安視する声もあった。
 
 しかし、シーズンが開幕すると、チームにフィットし、主力として躍動。その理由として、紹介された本人のコメントが次のものだ。「日本からフランスに挑戦する選手がコミュニケーション面で苦労している。しかし、彼らと違って私は英語を話す。チームメイトと会話をすることができるし、多くの時間を過ごせる」。幼少期を南アフリカで過ごした経験が、フランス挑戦に役立っているようだ。
 
 クレルモンでは、ここまで10試合に出場し、7トライ。当初は右ウイングで、最近ではフルバックの出場が増えるなか、今月12日のチャンピオンズカップでハットトリックを挙げ、今ではチームに欠かせない戦力となっている。
 
 母国開催のワールドカップをきっかけに日本から世界に飛び立ったトライゲッター。次回23年大会の会場は新天地・フランスである。地元や日本のファンにワールドカップでの活躍を期待させるようなプレーを、今後も見せてくれるだろう。
 
構成●THE DIGEST編集部