専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「王者の帰還だ!」桃田賢斗の346日ぶり実戦復帰に海外メディアも大注目!「鮮やかなカムバック」

THE DIGEST編集部

2020.12.24

大会3連覇を狙う桃田。順当に2回戦へ駒を進めた。(C)Getty Images

大会3連覇を狙う桃田。順当に2回戦へ駒を進めた。(C)Getty Images

 12月23日、東京・町田で開催されているバドミントンの全日本総合選手権で、桃田賢斗が待望の実戦復帰を果たした。実に346日ぶりだ。

【PHOTO】ついに実戦復帰! 東京五輪での金メダルに邁進する桃田賢斗の厳選フォトを一挙公開!

 男子シングルス1回戦に登場した世界ランク1位は、埼玉栄高校の森口航士朗と対戦。ブランクを感じさせないパフォーマンスで2-0の快勝を収め、2回戦に駒を進めた。今年1月のマレーシア遠征の最中、交通事故に遭って緊急搬送され、帰国後に右眼窩(がんか)底骨折が判明。すぐさま手術に踏み切ったが、2月末には練習を再開させた。

 黙々とレーニングに打ち込み、桃田自身も待ち望んだ公式戦の舞台。試合後は「緊張から少しミスが多い場面もありましたが、動きやシャトルの感覚は悪くなかった。ミスが多かったところを修正して、明日また臨めれば」と話した。

 2019年の世界王者の復帰戦を海外メディアも興味深く報じている。フランスの全国スポーツ紙『L’equipe』は「王者の帰還だ! 勝利で復帰戦を飾る」と銘打ち、次のように伝えた。

「あの深刻な交通事故からおよそ1年で、ついに日本のケント・モモタが競技に戻ってきた。事故に遭った当初はキャリアの終焉さえ心配されたが、見事な復帰を遂げたのである」

 さらに五輪の公式サイト『Olympic Channel.com』は「“ナーバス”なモモタが大注目の復帰戦で勝利。高校2年生との一戦を36分間で終えた」などと報じ、中国の全国スポーツ紙『新浪体育』もこの1年の桃田の状況を説明しつつ、「世界をリードする男が鮮やかなカムバックを果たした。危なげなく次ラウンドに進んでいる」と綴った。

 桃田の2回戦の相手は秦野陸に決定。大会3連覇を達成するためには4試合を勝たなければならず、決勝は12月27日に行なわれる。年明けにはバンコクでのタイ・オープンにも参戦予定で、いよいよ東京五輪に向けてエンジン全開だ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】夏冬五輪で輝け! 世界のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを厳選!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号