今季、アルファタウリの一員としてF1デビューを飾ることになる角田裕毅。日本人として歴代最年少となる20歳でレースの最高峰の舞台に上がる彼には、多くの手強いライバルが立ちはだかるが、最初に打ち負かさなければならないのは、やはりチームメイトだろう。
角田とともにアルファタウリのマシンを駆るピエール・ガスリーはフランス・ルーアン出身の24歳で、2018年よりF1にフル参戦し、一昨年にはレッドブルからトロロッソ(アルファタウリの前身)への降格という屈辱を味わうも、そこから奮起し、昨季は波乱のイタリアGPで初優勝を飾った有能なドライバーだ。
角田は、この2016年GP2(現F2)王者について「素晴らしいドライバーであり、たくさんのことを学べると思う」と語っているが、対するガスリーは、多くの期待を集めている日本人ルーキーについて「いい奴だ」と印象を打ち明けている(オランダのメディア『motorsport.com』より)。
F2やF3を常にフォローしているという彼は、角田の当時のレースを振り返り、「とてもうまくやっていた。彼は幾つかのレースで勝ち、ポールポジションも奪ったが、逆に幾つかのレースでポイントを落としもした。その原因が、彼にあったのか、そうでないのかは分からないが、全体的にそのパフォーマンスはとても良かった」と称賛した。
2人が顔を合わせた昨季のアブダビ・グランプリでのエピソードも明かし、「一緒にコースを歩いたけど、途中からエンジニアと一緒にランニングすることになってね。彼はそのための服装じゃなかったけど、一緒に走ったんだ。その時はあまり多くのことは喋らなかったけど、彼はとても愛想が良く、いい奴に見えたよ」と印象を明かした。ちなみに、その時の服装については「おかしな恰好だったよ!」と笑顔で語っている。
角田の到来が自身にどのような影響を与えるかという点については、「それによって僕のパフォーマンスが変わることはない。僕は自分自身、そしてチームのためにベストを尽くすだけだ」と語るが、ルーキーと仕事をすることを「責任が増すことは嬉しいことだ」とポジティブに捉えている。
昨季までの同僚であるダニール・クビアトについて「彼と一緒に仕事をし、プッシュし合った1年半は素晴らしいものだった」と振り返るガスリーが、その同僚からシートを奪ってみせた角田とこの先、いかなる関係を築いていくのか。そして、コース上ではどのような競い合いを見せるのか。興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
角田とともにアルファタウリのマシンを駆るピエール・ガスリーはフランス・ルーアン出身の24歳で、2018年よりF1にフル参戦し、一昨年にはレッドブルからトロロッソ(アルファタウリの前身)への降格という屈辱を味わうも、そこから奮起し、昨季は波乱のイタリアGPで初優勝を飾った有能なドライバーだ。
角田は、この2016年GP2(現F2)王者について「素晴らしいドライバーであり、たくさんのことを学べると思う」と語っているが、対するガスリーは、多くの期待を集めている日本人ルーキーについて「いい奴だ」と印象を打ち明けている(オランダのメディア『motorsport.com』より)。
F2やF3を常にフォローしているという彼は、角田の当時のレースを振り返り、「とてもうまくやっていた。彼は幾つかのレースで勝ち、ポールポジションも奪ったが、逆に幾つかのレースでポイントを落としもした。その原因が、彼にあったのか、そうでないのかは分からないが、全体的にそのパフォーマンスはとても良かった」と称賛した。
2人が顔を合わせた昨季のアブダビ・グランプリでのエピソードも明かし、「一緒にコースを歩いたけど、途中からエンジニアと一緒にランニングすることになってね。彼はそのための服装じゃなかったけど、一緒に走ったんだ。その時はあまり多くのことは喋らなかったけど、彼はとても愛想が良く、いい奴に見えたよ」と印象を明かした。ちなみに、その時の服装については「おかしな恰好だったよ!」と笑顔で語っている。
角田の到来が自身にどのような影響を与えるかという点については、「それによって僕のパフォーマンスが変わることはない。僕は自分自身、そしてチームのためにベストを尽くすだけだ」と語るが、ルーキーと仕事をすることを「責任が増すことは嬉しいことだ」とポジティブに捉えている。
昨季までの同僚であるダニール・クビアトについて「彼と一緒に仕事をし、プッシュし合った1年半は素晴らしいものだった」と振り返るガスリーが、その同僚からシートを奪ってみせた角田とこの先、いかなる関係を築いていくのか。そして、コース上ではどのような競い合いを見せるのか。興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部