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モータースポーツ

角田裕毅とガスリーの「扱いのバランスが重要」と海外メディア。「チーム史上最高の1年になる可能性も」との評価も

THE DIGEST編集部

2021.01.01

「角田を成長させながら、ガスリーの勢いを妨げない」。これが今季のアルファタウリのミッションになりそうだ。(C)Getty Images

「角田を成長させながら、ガスリーの勢いを妨げない」。これが今季のアルファタウリのミッションになりそうだ。(C)Getty Images

 3月下旬のブラジル・グランプリで幕を開ける2021年F1。10チーム、20人のドライバーが最速を賭けて争うレースの最高峰の舞台には、様々な興味点が含まれているが、ミック・シューマッハー、ニキータ・マゼピン(いずれもハース)とともにデビューを飾るアルファタウリの角田裕毅の存在もそのひとつだ。

 日本人10人目のフルタイムドライバーという側面だけでなく、レッドブル・ジュニアチームの一員として各カテゴリーで高い評価を受け、大きな期待を背にF1での挑戦を開始する未来のチャンピオン候補としても、世界中から多くの注目を集めている。

 そんな彼が所属するアルファタウリは昨年、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトを擁してコンストラクターランキングで前年(6位)を下回る7位に終わったが、獲得ポイントは初めて3ケタに達し(107)、ガスリーが波乱のイタリアGPで初優勝を飾るなど、進化を感じさせた。
 
 新シーズンで飛躍を誓うイタリア国籍のチームにおいて、角田は新たな一歩を踏み出すわけだが、この20歳の日本人ルーキーがチームで果たす役割は小さくないと、英国の専門メディア『Planet F1』は報じている。

 2021年の各チームのプレビュー記事において、同メディアはアルファタウリが昨季、背後から脅かされることのない強さを持つ反面、中段争いを勝ち抜くほどの力はなく、「孤独なレース」を展開することが多かったとして、レッドブルの「ジュニアチーム」から「姉妹チーム」へレベルアップするためには、ギャップを埋める必要があると指摘する。

 そのための手段として、アルファタウリが採るのはドライバーの最大活用であるとし、昨季75ポイントを挙げてドライバーランキング10位につけ、その実力と可能性を示したガスリーだけでなく、「32ポイントしか獲れなかった」クビアトからシートを奪った角田もまた、「うまくやらなければならい」と同メディアは綴っている。
 

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