1月4日、イタリアのバレーボールセリエA、パワーバレー・ミラノに所属する石川祐希が、オンライン会見を行ない、報道陣に向けて、2月にレギュラーシーズンが終了するリーグ戦、2021年の抱負や東京五輪への思いを語った。
【PHOTO】しなやかに舞う! 日本男子バレーが誇る”エース”石川祐希の厳選メモリアルフォトを一挙公開!
現地3日に2021年初戦を終えた石川は、「(シーズン)前半は良いスタートが切れ、勝ち続けることができていたのですが、負傷者や新型コロナウイルス感染者が出たことで、リズムが少し崩れた時に負けてしまっている。僕自身を含め、チームの対応力が必要だと感じています」とコメント。さらに、「勝てるチャンスを逃してしまうケースが多いので、流れを変える1点を決められるようにしたいです。勝敗が決まってしまう1点の大切さを改めて実感しています」と述べ、2月のレギュラーシーズン終了を控え、気を引き締めているようだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による無観客開催に加え、多数の試合が延期となっているセリエA。厳しい状況の中、イタリアで挑戦を続ける石川は、現在、シーズン通算でチーム最多となる204得点、サービスエース14本を記録。スパイク決定率も41.7%と好調を維持している。それでも、「もっと得点を取りに行くことにこだわりたい」と強調。「武器であるサーブは、調子が上がっているのでこれからもっとエースを奪えると思います」と頼もしい発言も飛び出した。
ミラノ移籍の際に掲げた目標の守備については、「レセプションだけでなくディグも拾えているので、チームに貢献できていると思う。引き続き課題を持って取り組んて行きたいです。ジャンプサーブに対するレセプションも昨シーズンより向上していて、チームのレシーブの要は自分だと自負しています」とコメント。リーダーシップに関しては、「昨年よりコミュニケーションが取れていて、チーム全体も見ることができているので、試合の流れを変える雰囲気づくり、プレーや表現を後半戦の課題にしたい」と語ってくれた。
石川は、2021年に向けて自身の名前から取った漢字1文字、『希』を掲げる。その理由について、「昨年は世界中でたくさんの人々が苦しい思いをしたので、2021年は希望が溢れる年であってほしいという思いを込めました」とコメント。「僕自身、プロアスリートとして希望の種になれるような年にしたい」とファンに向けて力強いメッセージを送った。
自身のキャリアについては、「今後も、目標を見失わずに世界トッププレーヤーを目指して頑張っていきたいです」と明言。将来を見据えつつも、コロナ禍にある今は、「目の前の試合、1点を大切にしている」という。
ファンが気になる東京五輪の開催への思いについては、「アスリートとしては、開催してほしい」と述べるも、「世界情勢を考えると、(開催についての)判断は、とても難しいことだと思います」「僕個人としては、自分が感染を経験したこともあって、人々の健康と命を最優先に考えてほしいと思っています」と心境を語ってくれた。
2021年、日本を代表する世界レベルのプレーヤー、石川のさらなる活躍に期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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現地3日に2021年初戦を終えた石川は、「(シーズン)前半は良いスタートが切れ、勝ち続けることができていたのですが、負傷者や新型コロナウイルス感染者が出たことで、リズムが少し崩れた時に負けてしまっている。僕自身を含め、チームの対応力が必要だと感じています」とコメント。さらに、「勝てるチャンスを逃してしまうケースが多いので、流れを変える1点を決められるようにしたいです。勝敗が決まってしまう1点の大切さを改めて実感しています」と述べ、2月のレギュラーシーズン終了を控え、気を引き締めているようだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による無観客開催に加え、多数の試合が延期となっているセリエA。厳しい状況の中、イタリアで挑戦を続ける石川は、現在、シーズン通算でチーム最多となる204得点、サービスエース14本を記録。スパイク決定率も41.7%と好調を維持している。それでも、「もっと得点を取りに行くことにこだわりたい」と強調。「武器であるサーブは、調子が上がっているのでこれからもっとエースを奪えると思います」と頼もしい発言も飛び出した。
ミラノ移籍の際に掲げた目標の守備については、「レセプションだけでなくディグも拾えているので、チームに貢献できていると思う。引き続き課題を持って取り組んて行きたいです。ジャンプサーブに対するレセプションも昨シーズンより向上していて、チームのレシーブの要は自分だと自負しています」とコメント。リーダーシップに関しては、「昨年よりコミュニケーションが取れていて、チーム全体も見ることができているので、試合の流れを変える雰囲気づくり、プレーや表現を後半戦の課題にしたい」と語ってくれた。
石川は、2021年に向けて自身の名前から取った漢字1文字、『希』を掲げる。その理由について、「昨年は世界中でたくさんの人々が苦しい思いをしたので、2021年は希望が溢れる年であってほしいという思いを込めました」とコメント。「僕自身、プロアスリートとして希望の種になれるような年にしたい」とファンに向けて力強いメッセージを送った。
自身のキャリアについては、「今後も、目標を見失わずに世界トッププレーヤーを目指して頑張っていきたいです」と明言。将来を見据えつつも、コロナ禍にある今は、「目の前の試合、1点を大切にしている」という。
ファンが気になる東京五輪の開催への思いについては、「アスリートとしては、開催してほしい」と述べるも、「世界情勢を考えると、(開催についての)判断は、とても難しいことだと思います」「僕個人としては、自分が感染を経験したこともあって、人々の健康と命を最優先に考えてほしいと思っています」と心境を語ってくれた。
2021年、日本を代表する世界レベルのプレーヤー、石川のさらなる活躍に期待したい。
構成●THE DIGEST編集部