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石川祐希所属のミラノが6連敗。コロナ禍でのメンバー全体の疲労が影響か?

THE DIGEST編集部

2021.01.18

コロナ後の戦力の低下に苦しむ石川所属のミラノ。(C)Powervolley Milnano

コロナ後の戦力の低下に苦しむ石川所属のミラノ。(C)Powervolley Milnano

 現地17日、イタリアの男子バレーボール セリエA第19節が行なわれ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがセーフティ・ペルージャとアウェーで対戦し、セットカウント1-3(18-25、25-23、16-25、21-25)で敗れた。

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 今年に入ってまだ白星のないミラノは、シーズン通算7勝9敗として黒星が先行。ハードスケジュール真っ只中の今月は、上位チームを相手に内容の濃い戦いを見せているが、あと一歩、勝利に届かず悔しい結果が続いている。この日も、15勝3敗で首位につけるペルージャを相手に奮闘するが、残念ながら連敗を止めることはできなかった。

 ミラノは、同14日に行なわれたヴィボ・ヴァレンティア戦で復帰を果たしたオポジットのジャン・パトリ(フランス代表)が先発。負傷離脱中のリカルド・スベルトリ(イタリア代表)に替えて司令塔にニコラ・ダルデッロを起用してこの試合に臨んだ。

 第1セットを2連続ポイントでスタートさせたミラノだったが、ペルージャのブロックにことごとく攻撃を阻まれる。石川が良い守備を見せるも、チームはなかなか得点に繋げることができない。序盤に逆転を許したミラノは、流れを変えられずにこのセットを落とした。

 接戦となった第2セット、石川は攻撃の機会が少ないなか、このセットでも安定したレセプションなど、守備で大きく貢献。ミラノは序盤に奪ったリードを一度も譲ることなくこのセットを奪取。しかし、第3、4セットで、絶対エース ウィルフレド・レオン(ポーランド代表/元キューバ代表)を主軸としたペルージャの多彩な攻撃と圧倒的な決定力に、反撃の糸口を封じ込まれて敗戦となった。年明けから5連敗(直近6連敗)を喫し、2021年初勝利は再び持ち越しとなった。
 
 この試合で石川は、10得点(アタック8、ブロック2)を記録。石川は「個人的には、レセプションに関しては悪くなかったですが、アタックに関してはディフェンスされたり、ブロックに捕まったりといったケースが多々あり、そこを改善して行きたいと思います。特にトスが合わなかったときの対処がうまくできていなかったので、修正して次の試合に臨みたいと思います」と試合後に語った。

 新型コロナ感染で石川を含め、多くの選手が戦列を一度離れ、復帰してきたミラノ。メンバー的には元に戻りつつあるところだが、連戦による選手の疲労が心配されるところ。

 また、センターの主将マッテオ・ピアノが第3セット途中から試合終了までベンチに留まったことも気になるところ。負傷していないことを祈るばかりだ。

 ミラノは次戦、日本時間1月22日午前2時から、延期となっていた第15節で、レオシューズ・モデナをホームで迎え撃つ。

構成●THE DIGEST編集部
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