1月27日、アルファタウリの角田裕毅が3月下旬のF1デビューに向けて、イモラ・サーキットでの2日間のテスト走行をスタートさせた。
今季より新型マシンでの事前テストが3月12~13日(バーレーン)の3日間しか許されず、ルーキーにとっては非常に不利な状況となっている中で、アルファタウリはレギュレーションで認められている、旧型マシンでのテスト走行を実施した。
前身チームとなるトロロッソ時代の2019年型マシン「STR14」に現チームのカラーリングを施し、角田の新シーズンのカーナンバー「22」を貼り付けて行なわれたテストの模様は、チームのSNSなどでわずかに紹介されている。
イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』はこのテスト走行について、「4月16~18日の週末にグランプリが開催されるイモラで行なわれた」と報道しているが、経験不足のルーキーが今季のグランプリで使用されるサーキットで事前に走り込みができたことは、本番のレースで彼にどれほどポジティブな影響を及ぼすのだろうか。
アルファタウリはこのテストを終えると、2月23~25日にも「フィルミングデー(プロモーション映像の撮影)」を含めたテストを行なう予定。ここでは、撮影用の特別なタイヤを装着し、走行距離は100km以内という条件がつくものの、2021年仕様のマシンを走らせられる貴重な機会となる。
F2時代のボスであるトレバー・カーリンから「生まれながらにして速さを持っている」と絶賛された角田。「手と目の"協調"が素晴らしい」という20歳は、またドライビングだけでなく、レースに勝つための重要な能力である「タイヤに対する理解力も優れている」ということで、「成功するだろう」と太鼓判を押されている(専門メディア『F1 LEAD』より)。
そんな彼に欠けているのは、何より経験であり、このハンデを少しでも補おうと急遽走行の機会を設けたあたりに、チームの角田への期待の高さと、1年目からの本気度が窺える。なお、このテストにチームメイトのピエール・ガスリーは参加しないとのことで、今季さらなる躍進が期待されるフランス人ドライバーがチームに合流するのは、2月のテストになるようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【写真&動画】アルファタウリが公開した角田裕毅のテスト走行の模様!2019年型マシン「STR14」を使用し、カーナンバーは「22」
今季より新型マシンでの事前テストが3月12~13日(バーレーン)の3日間しか許されず、ルーキーにとっては非常に不利な状況となっている中で、アルファタウリはレギュレーションで認められている、旧型マシンでのテスト走行を実施した。
前身チームとなるトロロッソ時代の2019年型マシン「STR14」に現チームのカラーリングを施し、角田の新シーズンのカーナンバー「22」を貼り付けて行なわれたテストの模様は、チームのSNSなどでわずかに紹介されている。
イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』はこのテスト走行について、「4月16~18日の週末にグランプリが開催されるイモラで行なわれた」と報道しているが、経験不足のルーキーが今季のグランプリで使用されるサーキットで事前に走り込みができたことは、本番のレースで彼にどれほどポジティブな影響を及ぼすのだろうか。
アルファタウリはこのテストを終えると、2月23~25日にも「フィルミングデー(プロモーション映像の撮影)」を含めたテストを行なう予定。ここでは、撮影用の特別なタイヤを装着し、走行距離は100km以内という条件がつくものの、2021年仕様のマシンを走らせられる貴重な機会となる。
F2時代のボスであるトレバー・カーリンから「生まれながらにして速さを持っている」と絶賛された角田。「手と目の"協調"が素晴らしい」という20歳は、またドライビングだけでなく、レースに勝つための重要な能力である「タイヤに対する理解力も優れている」ということで、「成功するだろう」と太鼓判を押されている(専門メディア『F1 LEAD』より)。
そんな彼に欠けているのは、何より経験であり、このハンデを少しでも補おうと急遽走行の機会を設けたあたりに、チームの角田への期待の高さと、1年目からの本気度が窺える。なお、このテストにチームメイトのピエール・ガスリーは参加しないとのことで、今季さらなる躍進が期待されるフランス人ドライバーがチームに合流するのは、2月のテストになるようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【写真&動画】アルファタウリが公開した角田裕毅のテスト走行の模様!2019年型マシン「STR14」を使用し、カーナンバーは「22」