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マラソン・駅伝

「高橋さんも野口さんもできなかった快挙」一山麻緒の快走をペースメーカー川内優輝が称賛!

THE DIGEST編集部

2021.02.01

ペースメーカーとして先導した川内優輝がSNSでレースを振り返った。(C)Getty Images

ペースメーカーとして先導した川内優輝がSNSでレースを振り返った。(C)Getty Images

 1月31日、「大阪国際女子マラソン」が異例となる長居公園周回コース(1周約2.8キロ)にて開催され、東京五輪代表の一山麻緒が、2時間21分10秒で優勝を飾った。

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 史上初の男子ペースメーカーを起用した今大会、マラソン100回以上完走と経験豊富な川内優輝らが先導役を務めた。スタートから日本新記録ペースで進めた一山は、中盤から大きくペースを落したが、最後は粘りの走りをみせ2時間21分10秒でフィニッシュ。大会記録更新するも、日本記録を狙っていただけに、レース後には悔し涙を流した。

 ペースメーカーを務めた川内は、レース後、自身のTwitter(@kawauchi2019)を更新し、6回に渡る投稿で大会を振り返った。川内は「一山選手は目標達成できず、悔しいと思います」と一山を慮りつつ、「大きなプレッシャーがかかったレースで2年連続結果を残し、高橋さんも野口さんもできなかった『名古屋と大阪の両方の大会記録保持者』になった快挙は誇っていいと思います」と称賛。
 
「普通の選手はペースメーカーがいても、ハイペースで突っ込んでいって25kmの段階から苦しくなり、1kmラップが3分29まで落ちた状態から5kmラップ16分59(3分23/km)まで立て直すことはできません」と選手目線で評価した。

 続けて川内は「苦しくなってからペースを落としましたが、少し休むとPMにペースアップを促し、前を追い続けました。何度も苦しい場面があったと思いますが、少しペースを落として休むと、『1秒でも速く走る姿勢』を何度も何度もみせました」と一山の健闘ぶりを明かし、「最後まで楽をしなかったから、大会記録を更新できたことは間違いありません」と賛辞を送っていた。

構成●THE DIGEST編集部
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