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格闘技・プロレス

井上尚弥が披露した“ガチスパー”に英紙も驚愕!「明らかに慈善ムードでない」「リングに全てをかけていた」

THE DIGEST編集部

2021.02.12

チャリティーイベントで井上が見せたガチスパーが、英国でも話題となっている。(C)Getty Images

チャリティーイベントで井上が見せたガチスパーが、英国でも話題となっている。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスと戦う医療従事者、患者の支援を目的とするボクシングのチャリティーイベント『LEGEND』が11日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。メインイベントでは、WBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥が激闘を繰り広げ、海を渡った英国でも注目を集めている。

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 この日、井上はWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾と、スパーリング形式の3分×3ラウンドで対戦。両者ヘッドギアを装着してスタートすると、序盤から井上が素早い動きと多彩な技で比嘉にダメージを与える。ノーガードで相手のパンチを見切ってかわす場面もあり、余裕を見せながら戦いを展開。最終ラウンドは互いにヘッドギアを外しての打ち合いが繰り広げられ、終盤にも井上が右アッパー3連発を打ち込むなど、圧倒的な実力を見せつけた。
 
 この激闘を英紙『THE Sun』は「チャリティーファイトだったが、明らかに慈善ムードではなかった」と振り返り、「2人はまるで四角いリングに全てをかけているようだった」と報道。また、「ヘッドガードなしでの壮絶な撃ち合いで観衆とコメンテーターを大いに沸かせた」と真剣勝負さながらの迫力となったスパーの様子を、驚きを持って伝えている。

 米ボクシング老舗専門誌『The Ring』が独自に格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位にランクインしている井上。トップランク社と契約を結んだ際、ベテランプロモーターのボブ・アラムが「10年に一度のファイター」「彼はすでに日本のスーパースターで、アメリカの主要なスターになるのも時間の問題」と発言していたことも同紙は紹介した。

 井上は昨年11月、ジェイソン・モロニーとのWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチで7回KO勝ちを収め、統一戦王座防衛に成功した。次戦は、IBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との指名試合となる見通しだ。

構成●THE DIGEST編集部
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