２月20日の東京競馬で2000万円（20万倍）オーバーの超高額配当が飛び出し、あらためて大きな話題になっている「３連単」馬券（正式名称は「馬番号三連勝単式勝馬投票法」という）。１～３着を順序どおりに当てる必要があることから、的中の難度は極めて高いが、ハイリターンが期待できることからＪＲＡが発売する券種のなかでのシェアはあ30％を超えて、トップの人気を博している（※）。

　そこで今回は、「夢の３連単・高額配当ベスト５」と題して、歴代の高配当記録をご紹介しよう。

第５位
2021年2月20日　東京・第４レース
３歳１勝クラス（ダート1400ｍ・16頭）
１着　ハコダテブショウ　11番人気
２着　マイグレーション　15番人気
３着　ユイノチャッキー　９番人気
払戻金：2073万8890円（3257番人気／3360通り）

　これが先週飛び出した話題の高額配当。前走成績を見ると、勝ち馬が15着（ブービー人気）、２着馬が16着（最下位）、３着馬が７着からの巻き返しだから驚く。１着は大穴をあける馬に多い「逃げ切り」勝ちだった。
  第４位
2017年12月９日　中山・第７レース
３歳上500万下（ダート1800ｍ・16頭）
１着　ランニングウインド　16番人気
２着　アドマイヤガスト　　12番人気
３着　グレイスニコ　　　　６番人気
払戻金：2180万2320円（3249番人気／3360通り）

　１～３着馬の前走成績は、それぞれ11着、６着、３着だった。ちなみに勝ち馬の単勝は16頭立ての最低人気（オッズ257.1倍）。圧倒的な１番人気馬が着外に消え、ハイペースに乗じた追い込み馬が上位を独占したレースだ。