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「14時間集団暴行」はあったのか。韓国の元バレー代表選手が凄惨な“いじめ”加害を認めて電撃引退!

THE DIGEST編集部

2021.02.24

代表経験もあるパク・サンハ。いじめ関与を認めてすぐさま引退を表明した。(C)Getty Images

 韓国バレーボール界がふたたび激震に見舞われた。

 2月22日、韓国プロバレーボールリーグ(Vリーグ)のサムソン火災は緊急声明を発表。「本チーム所属のパク・サンハ選手が学生時代に2度の暴力事件に関与していた事実を認め、本日をもって現役引退する旨を伝えてきた」と公表したのである。

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 女子バレーボールで全国区の人気を誇っていたイ・ジェヨン&ダヨンの双子姉妹が、一連のいじめスキャンダルを引き起こしておよそ2週間。韓国国内で事態が収束を見ないなか、19日に話題となったのが新たな暴露投稿だ。コミュニティーサイト上に上げられたのは、Vリーグで活躍する現役男子選手が、中学時代に犯した暴行およびいじめを告発する書き込みだった。

 内容はイ姉妹のそれを上回る衝撃度。「14時間集団暴行」「入学式の次の日から始まった」「理由は田舎者だから」「前歯2本が抜け、肋骨にひびが入って1か月近く入院」といった凄惨なもので、とりわけ集団暴行については「午後6時から翌日午前4時まで殴られ続けた。気絶もしたが、寝て起きては殴られるの繰り返しが本当に怖かったし、いまでもトラウマに感じている」と明かした。当時、被害者は勇気を振り絞って学校側に告発したが、加害者たちは軽いボランティア活動に従事させられただけで、懲戒処分を免れたという。

 被害者は最後に「まだトラウマのせいで辛い。最近のいじめ暴露に乗っかった行動ではないし、彼ら(加害者たち)から謝罪なども受けたくない。ただこうして文章を書いて心のしこりが取れればそれだけで良かった」と、切実に想いを綴っていた。
 

 実名とともに渦中のひととなったのが、パク・サンハだった。34歳の大ベテランで一時は韓国代表にも選ばれたアタッカーだ。当初は「自分ではない」と否定していたが、言い逃れはできないと観念したのか、チームリリースのあとに自身の言葉で引退の決意を綴った。

「中学時代に友人を殴った事実があり、高校時代にも宿舎で殴った事実がある。拭えない痛みを与えたことに対する責任を痛感し、引退して反省する気持ちで生きていく。まだご連絡できていない方にも謝罪したい」
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ただ「法的対応を視野に入れながら真実を解明したい」とも