モータースポーツ

角田裕毅とガスリーのコンビは何位?欧州メディアが2021年F1のドライバーラインアップをランク付け

THE DIGEST編集部

2021.03.03

角田とガスリーのコンビは、10チーム中の7位に位置付けられた。(C)Getty Images

 2021年のF1世界選手権は今月12日~14日にバーレーンで開催される合同テストを経て、3月28日からのバーレーン・グランプリで幕を開ける。

 10チーム・20名のドライバーが世界中を回りながら全23戦で激しく鎬を削るレースの最高峰。ただひとつの席であるワールドチャンピオンの座を誰が奪い取るかが興味深いが、同時にコンストラクターズポイントもグランプリの大きな注目点のひとつだ。

 そこでは2人のドライバーの実力が重要なファクターとなるが、オランダのF1専門メディア『RN365』は、独自の基準でドライバーラインアップのランキングを発表している。

 気になるのは、今季よりF1デビューを飾る角田裕毅が所属するアルファタウリ。昨季、イタリア・グランプリで初優勝を飾ったピエール・ガスリーとのコンビは期待を集めているが、同記事では10チーム中の7位に位置付けられた。
 
 半分より下のランキングだが、寸評では「明らかなのは、ガスリーはメンタルが強く、勝利経験者であるということ。そして角田はF2で多くの印象を残したが、未知数の部分がある。しかし、レッドブルの責任者ヘルムート・マルコの日本人ドライバーへの期待は、空ほど高い」とポジティブな記載ばかりが並んでいる。

 最下位はやはりルーキー2人(ミック・シューマッハー、ニキータ・マゼピン)で2つのシートが占められたハース。米国籍のチームにとっては大きなリスクであり、両ドライバーの経験のなさが、ただでさえスピードで後れをとっているマシンの開発の妨げになる危険性があると同メディアは指摘する。

 そして1位には、昨季ドライバーズとコンストラクターズの両方を制したメルセデスの2人(ルイス・ハミルトン、ヴァルテリ・ボッタス)ではなく、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの新しいコンビが挙げられた。

「すでに119レースを経験した23歳のフェルスタッペンは、グリッド上で最高のドライバーのひとりであり、今後も良くなるばかりだろう。一方、経験を買われたペレスは、決して過小評価されるべきドライバーではなく、今季は自身がどれほど優れているかを世界に示そうと意気込んでいる」