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モータースポーツ

角田裕毅のキャリアは初物尽くしに⁉ 2000年代初のF1ドライバーの稀少性を海外メディアが紹介!

THE DIGEST編集部

2021.03.01

F1黎明期の偉人との共通点を持つ角田には、様々な初記録が期待されている。(C)Getty Images

F1黎明期の偉人との共通点を持つ角田には、様々な初記録が期待されている。(C)Getty Images

 2月23日より3日間、新型マシン「AT02」を使っての「フィルミングデー」を含め、イモラで走行テストを行なったF1のスクーデリア・アルファタウリ。ピエール・ガスリー、角田裕毅の両ドライバーは揃ってマシンを走らせ、いよいよ新シーズンの開幕が近いことを感じさせた。

 フィルミングデーはプロモーション用の動画撮影のための走行で、特別なタイヤを装着して走行距離は100km以内という規定が設けられていることにより、マシンのポテンシャルを全て知ることは不可能。角田はSNSでAT02のシェイクダウンを行なったことを報告するとともに、「バーレーンでのテストが楽しみです! 開幕戦まで約3週間、ぬかりなく準備します」と綴った。

 最高峰の舞台での挑戦を心待ちにする20歳。そんなルーキーの能力の高さを、チームプリンシパルのフランツ・トストも認めており、「学習能力とそのスピードが非常に高いので、すぐに優れたパフォーマンスを見せられるはず」と語っている(専門メディア『CRASH』より)。
 
 とはいえ、過大な期待は抱いておらず、ルーキーゆえに「幾つかのクラッシュも起こすだろう」と予測。「それも開発プログラムの一部だ」と心得た上で、「車のコントロール、ブレーキングの強さ、そして高速コーナーでのスピードに並外れたものを持っており、学習プロセスを維持できれば今季、素晴らしいレースが幾つか見られると確信している」とポジティブな展望を明かした。

 各国メディアも、7年ぶりの日本からのニューカマーには興味津々で、その能力や可能性に迫る一方で、生い立ち、プライベート、あるいは身長など、様々な部分にスポットライトを当てている。

 専門メディア『MOTORSPORT TOTAL.COM』が取り上げたのは、彼の誕生年。角田といえば、2000年代生まれ初のF1レギュラードライバーということが広く知られているが、これはつまり、同年5月11日生まれの彼が、F1の歴史の大部分が紡がれてきた1900年代以外の出生者だということだ。
 

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