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格闘技・プロレス

「女子プロレスも捨てたもんじゃない…」長与千種が口にした熱き想い。里村明衣子が率いる仙女とのAAAW王座管轄権争奪戦の行方は?

どら増田

2021.03.16

長与(左)と里村(右)。女子プロレス界を支えてきたレジェンドが、16年ぶりに復活する『GAEAISM』への想いを語った。

長与(左)と里村(右)。女子プロレス界を支えてきたレジェンドが、16年ぶりに復活する『GAEAISM』への想いを語った。

 かつて女子プロレスのメジャー団体だった『GAEA JAPAN』改め『GAEAISM』が16年ぶりに一夜復活を遂げる。

 注目の4月29東京に行なわれる大田区総合体育館大会について、GAEAISM事務局の中島幸一郎氏、マーベラスの長与千種社長、センダイガールズ(仙女)の里村明衣子代表が記者会見を行なった。

 まず、机上に並べられたかつてGAEAが管轄していたAAAWシングルとタッグのベルトについて、「ここにあるベルトはGAEA JAPAN解散後、15年間封印されていたAAAWシングル王座・タッグ王座のベルトとなります」中島氏が説明。さらに同氏は今回の復活に至った経緯を話した。

「2005年4月10日、『GAEA JAPAN』の解散興行においてシングル・タッグの最終王者がタイトルをGAEAに返上。ベルトはシンガポールにあるAAAW協会に返還しておりました。 そこから約16年が経過した今年、4.29大田大会が決定した折、元AAAW協会の理事より、AAAW王座も復活させ、女子プロレスの発展に生かしてほしいとのメッセージを頂き、 AAAW王座をGAEAISM事務局に一任するとの了解を頂きました」
 
 続けて中島氏は、「4.29GAEAISMのメインイベントは仙女とマーベラス、両団体の選抜選手による団体対抗戦とし、メインベントの勝利団体に、この3本のベルトを含むAAAW王座の全権利を譲渡します」と発言。さらに「AAAW王座を託すことで、4.29そして以降の女子プロレス界の発展に生かして頂きたいという願いを込めました」と、当日のメインイベント(カード未定)で行なわれるマーベラスと仙女の対抗戦で勝利した団体にAAAWのタイトル管轄権を与えるとした。

 これを受け、里村は「このシングルベルトは2000年にアジャコング選手から初めて取ったベルトです。このベルトが私を強くしてくれたし、里村明衣子の格を上げてくれたと思っています」と回想。続けざまに「私の青春そのもの」とたぎる思いを語った。

「10代から20代まで全てを懸けたベルトでした。あれから15年経って、プロレス界のベルトの形や価値は変わってきてますけど、『里村明衣子が持っていたベルト』という価値は落としたくない。その価値はメインで闘う選手たちがしっかりと紡いでいってくれると思います。今回、若手がGAEAの歴史、過去の重みを知ることによって、もっと強くなれる試合になると思いますし、 だからこそセンダイガールズとしては負けられないという意識がありますね」
 
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