世界の頂点を争う『世界フィギュアスケート選手権』がスウェーデン・ストックホルムで開幕し、現地３月25日、男子シングルのショートプログラム（SP）が行なわれた。五輪２連覇中の羽生結弦が106・98点で首位に立ち、２位には17歳で初出場の鍵山優真、そして宇野昌磨が６位につけた。

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　トップに立った羽生の演技は、まさに完璧だった。アップテンポなロックナンバー「Let Me Entertain You」の曲に乗せて、４回転サルコー、４回転＋３回転トゥーループ、トリプルアクセルの３つのジャンプ要素を成功。ステップやスピンでは躍動感のある演技で氷上を舞い、フィニッシュ後は無観客ながら関係者からスタンディングオベーションを浴びたほどだ。

　試合後、国際スケート連盟は公式Twitter（@ISU_Figure）で１本の動画をアップロード。動画は羽生のコンビネーションジャンプで、文面には「『Let Me Entertain You』の曲目どおり彼のプログラムは忠実に楽しませてくれ、世界選手権のSPで１位に立った」と報告している。
  　同投稿には、世界中のファンやフォロワーが反応した。「王者のスケートを見せてくれた」「史上最高！伝説だよ」「おめでとうユヅ！」「間違いなく最高」「傑作だ」「素晴らしいエンターテイナーであることを思い出したよ」などと絶賛のコメントが相次いだほか、「もっと適切なスコアをつけて」「ISUの恥」「一部の審査員は別のプログラムを採点していたようだ」「少なくても110ポイントでしょ」などと不満の声も寄せられている。

　最終順位を争うフリースケーティング（FS）は、日本時間27日19時から。４年ぶり３度目の優勝を狙う羽生は、最終滑走で22時46分に演技スタートだ。

構成●THE DIGEST編集部