現地時間3月27日に行なわれた世界選手権第4日目、男子のフリースケーティング(FS)は波乱の展開となった。
ショートプログラム(SP)を106・98点で終え、最終滑走者として登場した羽生結弦は、精彩を欠いた。冒頭の4回転ループでは手をつき、4回転サルコーでも乱れると、終盤のトリプルアクセル(リピート)もやや着氷に失敗し、得点を伸ばせずに総合289・18点に終わった。
この結果、4回転トゥループ+オイラー+3回転フリップ、4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセルなどのジャンプ要素すべてをノーミスで滑り切ったネイサン・チェンが総合320・88点で、SP3位からの逆転で優勝を決めた。
SPで2位という鮮烈なデビューを飾った鍵山優真にも及ばずに3位に終わった羽生。表彰台には入ったものの、明らかに普段とは異なる"絶対王者"のパフォーマンスは、海外メディアでも波紋を広げている。
【動画】世界選手権フリー、羽生結弦が『天と地と』で見せたジャンプはこちら! イタリア・メディア『OA Sport』は、速報内で「ネイサン・チェンが大勝利を飾った」と覇者を絶賛したうえで、こう綴った。
「カギヤマの銀メダルは日本にとっても、世界にとっても驚きだ。ハニュウは負けに等しい銅メダルだろう。彼のあまりに多くのミスはチェンから遠のき、ほぼ手中にあった金メダルを落とすことを意味していた」
17歳の"新生"鍵山の鮮烈デビューと、ミスを重ねた羽生の失墜は、世界でも小さくない衝撃を与えているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
ショートプログラム(SP)を106・98点で終え、最終滑走者として登場した羽生結弦は、精彩を欠いた。冒頭の4回転ループでは手をつき、4回転サルコーでも乱れると、終盤のトリプルアクセル(リピート)もやや着氷に失敗し、得点を伸ばせずに総合289・18点に終わった。
この結果、4回転トゥループ+オイラー+3回転フリップ、4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセルなどのジャンプ要素すべてをノーミスで滑り切ったネイサン・チェンが総合320・88点で、SP3位からの逆転で優勝を決めた。
SPで2位という鮮烈なデビューを飾った鍵山優真にも及ばずに3位に終わった羽生。表彰台には入ったものの、明らかに普段とは異なる"絶対王者"のパフォーマンスは、海外メディアでも波紋を広げている。
【動画】世界選手権フリー、羽生結弦が『天と地と』で見せたジャンプはこちら! イタリア・メディア『OA Sport』は、速報内で「ネイサン・チェンが大勝利を飾った」と覇者を絶賛したうえで、こう綴った。
「カギヤマの銀メダルは日本にとっても、世界にとっても驚きだ。ハニュウは負けに等しい銅メダルだろう。彼のあまりに多くのミスはチェンから遠のき、ほぼ手中にあった金メダルを落とすことを意味していた」
17歳の"新生"鍵山の鮮烈デビューと、ミスを重ねた羽生の失墜は、世界でも小さくない衝撃を与えているようだ。
構成●THE DIGEST編集部