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モータースポーツ

「自信を感じている」Q1で世界を驚かせた角田裕毅が“本番“へ手応え!チームはタイヤ選択の経緯を明かす

THE DIGEST編集部

2021.03.28

角田はQ2敗退に「正直、ガッカリしています」と悔やんだが、一方で「レースでは悪くないペースで走れることは分かっている」と手応えも感じていた。(C)Getty Images

角田はQ2敗退に「正直、ガッカリしています」と悔やんだが、一方で「レースでは悪くないペースで走れることは分かっている」と手応えも感じていた。(C)Getty Images

 2021年F1世界選手権の開幕戦、バーレーン・グランプリは3月27日(現地時間)に決勝のスターティンググリッドを決める予選が行なわれた。

 今季最初のグランプリでポールポジションを手にしたのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペン。午前の午前中のフリー走行3回目(FP3)でもトップタイムを計測した23歳のオランダ人は、7度の世界王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)を破り、ここまで全てのセッションでトップに立っている。

 彼と同じホンダ・パワーユニットを使用するレッドブルグループの他のドライバーでは、「キャリアでも最高の予選ラップだった」というピエール・ガスリー(アルファタウリ)が5位、一方、「まだ車に馴染めていない」と告白したレッドブルのセルジオ・ペレスは11位。そしてアルファタウリのルーキー、角田裕毅は13位でF1初の予選を終えた。
 
 ソフトタイヤで臨んだQ1で、20歳の日本人は世界を驚かせた。ガスリーがフェルスタッペンに次ぐ2位のタイムを出した直後、1分30秒607ですかさずチームメイトを上回った角田は、そのまま最後まで順位をキープしたのである。

 Q1とはいえ、ハミルトン(3位)をも抑えたルーキーへの期待は高まったが、チームは決勝重視の戦略の下、Q2ではミディアムタイヤをチョイス。これにチームメイトは対応したものの、角田はグリップを失ったマシンに苦労して1分31秒203にとどまり、目標としていたQ3進出は果たせなかった。

 予選後、角田は「正直、ガッカリしています。Q1の結果は、ミディアムタイヤでもQ2は通過できることを示していましたし、自信も持っていましたが、実際のアタックでは十分なグリップが得られませんでした」と、初の予選を振り返った(アルファタウリ公式サイトより)。

「上のグリッドに立てなかったのは残念ですが、レースでは悪くないペースで走れることは分かっているので、明日を楽しみにしています。今、全てのラップで僕は学び続けています。今日も多くのポジティブな収穫を得ました。初めてのF1での予選を終えて、自信を感じています。(13位という)ポジションは悪くないと思いますし、レース中に前に出られるだけのポテンシャルが、マシンにはあると思います」
 

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