目標だった開幕戦でのQ３進出を果たせなかった主要因であるミディアムタイヤ使用について、アルファタウリのジョディ・エギントンTDは「路面温度の低い状態だったが、Q１で２台ともに素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた。ピエールもユウキも、ソフトタイヤで力強いラップを見せたことで、Q２ではレースのスタートに合わせてミディアムを使うことを決めた」と説明している。
  　角田のQ２敗退には「ユウキはタイヤのベストを引き出すことができなかった」と悔やむも、「彼が今週末に見せたパフォーマンスは、本当に素晴らしいものだった。そのことを、我々は心から喜んでいる」と称賛し、「決勝レースが非常に楽しみだ」と語った。

　決勝レースでの目標を訊かれて、「P１（１位）」と冗談っぽく答えた角田（F1公式サイトより）。現実的な目標としているポイント獲得については十分に可能性があるが、記念すべき初のレースがどのようなものとなるか。彼への期待度は依然として高いままである。

構成●THE DIGEST編集部