4月7日、東京五輪代表選考会を兼ねる競泳の『日本選手権』(東京アクアティクスセンター)は大会5日目を迎え、男子200メートル平泳ぎの決勝を実施。20歳の新星・佐藤翔馬(東京SC)が日本記録(2分6秒67)を上回る2分6秒40をマークし、東京五輪代表に内定した。
前日行なわれた準決勝では、2分9秒18の全体3位としていた佐藤。日本記録を持つ渡辺一平(TOYOTA)、準決勝トップで決勝へ駒を進めた武良竜也(BWS)との対決に注目が集まる中、150メートルまで世界新記録を上回る圧巻の泳ぎを披露する。最後の50メートルで失速し、世界記録の2分6秒12には及ばなかったものの、見事優勝を果たした。
日本の"お家芸"で代表内定を決めた佐藤は、レース後のインタビューで「(北島)康介さんとかもしっかりと金メダルを取ってきているので、僕もしっかり金メダルを取っていきたい」と、はやくも五輪への意気込みをコメント。涙しながら家族とコーチへ感謝を伝えると、「世界記録も見えてきたので、しっかりそこを狙っていきたい。本番では金メダルを取ることが一番重要だと思っているのでタイムのこだわらず優勝したい」と決意表明した。
さらに、この日「朝から結構調子が良すぎた」という佐藤は、コーチから「平泳ぎを泳ぐな」と言われていたという。「朝は自由形とか背泳ぎとかで泳いでいて、午後になって平泳ぎで泳いだんですけど、良い感じで泳げていたので、タイムは出るんじゃないかと思っていた」とレース前の自信を明かしている。
今後に向けては「世界1が見えてきたなという感じはあるんですけど、まだまだここからまた長いと思うのでしっかりと強化していきたい」と気を引き締めた佐藤。世界新記録には惜しくも届かなかったが「ここまでくると細かいところで修正していくしかないと思う」としたうえで、「直すとしたらラスト50メートルとかはあるんですけど、細かいターンの部分とかそういった部分もしっかりやっていかないといけない」と次なる課題を見つめた。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】東京五輪での躍動を期す競泳スターたちを一挙紹介!
前日行なわれた準決勝では、2分9秒18の全体3位としていた佐藤。日本記録を持つ渡辺一平(TOYOTA)、準決勝トップで決勝へ駒を進めた武良竜也(BWS)との対決に注目が集まる中、150メートルまで世界新記録を上回る圧巻の泳ぎを披露する。最後の50メートルで失速し、世界記録の2分6秒12には及ばなかったものの、見事優勝を果たした。
日本の"お家芸"で代表内定を決めた佐藤は、レース後のインタビューで「(北島)康介さんとかもしっかりと金メダルを取ってきているので、僕もしっかり金メダルを取っていきたい」と、はやくも五輪への意気込みをコメント。涙しながら家族とコーチへ感謝を伝えると、「世界記録も見えてきたので、しっかりそこを狙っていきたい。本番では金メダルを取ることが一番重要だと思っているのでタイムのこだわらず優勝したい」と決意表明した。
さらに、この日「朝から結構調子が良すぎた」という佐藤は、コーチから「平泳ぎを泳ぐな」と言われていたという。「朝は自由形とか背泳ぎとかで泳いでいて、午後になって平泳ぎで泳いだんですけど、良い感じで泳げていたので、タイムは出るんじゃないかと思っていた」とレース前の自信を明かしている。
今後に向けては「世界1が見えてきたなという感じはあるんですけど、まだまだここからまた長いと思うのでしっかりと強化していきたい」と気を引き締めた佐藤。世界新記録には惜しくも届かなかったが「ここまでくると細かいところで修正していくしかないと思う」としたうえで、「直すとしたらラスト50メートルとかはあるんですけど、細かいターンの部分とかそういった部分もしっかりやっていかないといけない」と次なる課題を見つめた。
構成●THE DIGEST編集部
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