東京五輪代表選考会を兼ねる競泳の『日本選手権』が東京アクアティクスセンターで開催されている。7日の男子200メートル平泳ぎ決勝では、20歳の佐藤翔馬(東京SC)が日本新記録のタイムで優勝し、初の五輪切符を掴んだ。
まさに圧巻のレース運びだった。前半から積極的にとばした佐藤は、最終ターン(150メートル)までは世界記録ペースで進める。ラスト50メートルもそのペースはほとんど落ちることはなく、後続を寄せつけず2分6秒40でレースを制し、これまで渡辺一平(TOYOTA)が保持していた日本記録(2分6秒67)を0秒27更新した。
この偉業は世界中のメディアに大きな衝撃を与えたようだ。米国の競泳専門メディア『Swimming World Magazine』のジョン・ローン記者は「決勝前から、2019年の世界水泳でロシアのアントン・チュプコフが樹立した2分6秒12の世界記録に近い2分7秒を上回る持ちタイムで、大きな脅威となると見込まれていた」と注目していたことを明かし、「結果的に、史上2番目のタイムで泳いだ」と報じた。
同じく競泳専門メディアの『SWIM SWAM』では、「2分6秒40という日本記録で皆の期待に応えた」と称賛する一方、「これまで2分6秒67の日本記録を持ち、今シーズン世界で3番目の2分7秒08のワタナベを抑えたことを考えると本当に驚愕だ」と20歳の台頭に驚きを隠さなかった。また仏メディア『Ouest France』では「日本の水泳スター、ショウマ・サトウは東京五輪を前に絶好調だ」と伝えている。
世界中が注目する初の大舞台で、佐藤はどの様なパフォーマンスを見せてくれるだろうか。メダルの色とともにその記録にも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】東京五輪での躍動を期す競泳スターたちを一挙紹介!
まさに圧巻のレース運びだった。前半から積極的にとばした佐藤は、最終ターン(150メートル)までは世界記録ペースで進める。ラスト50メートルもそのペースはほとんど落ちることはなく、後続を寄せつけず2分6秒40でレースを制し、これまで渡辺一平(TOYOTA)が保持していた日本記録(2分6秒67)を0秒27更新した。
この偉業は世界中のメディアに大きな衝撃を与えたようだ。米国の競泳専門メディア『Swimming World Magazine』のジョン・ローン記者は「決勝前から、2019年の世界水泳でロシアのアントン・チュプコフが樹立した2分6秒12の世界記録に近い2分7秒を上回る持ちタイムで、大きな脅威となると見込まれていた」と注目していたことを明かし、「結果的に、史上2番目のタイムで泳いだ」と報じた。
同じく競泳専門メディアの『SWIM SWAM』では、「2分6秒40という日本記録で皆の期待に応えた」と称賛する一方、「これまで2分6秒67の日本記録を持ち、今シーズン世界で3番目の2分7秒08のワタナベを抑えたことを考えると本当に驚愕だ」と20歳の台頭に驚きを隠さなかった。また仏メディア『Ouest France』では「日本の水泳スター、ショウマ・サトウは東京五輪を前に絶好調だ」と伝えている。
世界中が注目する初の大舞台で、佐藤はどの様なパフォーマンスを見せてくれるだろうか。メダルの色とともにその記録にも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】東京五輪での躍動を期す競泳スターたちを一挙紹介!