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「優勝は狙っていなかった」池江璃花子が400mリレーでも代表内定!五輪は「チームを引っ張っていくつもりで…」

THE DIGEST編集部

2021.04.08

2種目の代表入りを決めた池江が、五輪への意気込みを語った。(C)Getty Images

2種目の代表入りを決めた池江が、五輪への意気込みを語った。(C)Getty Images

 4月8日、東京五輪代表選考会を兼ねる競泳の『日本選手権』(東京アクアティクスセンター)は大会6日目を迎え、20歳の池江璃花子(ルネサンス)が女子100メートル自由形決勝に登場。53秒98で3年ぶり3回目の優勝を果たした。

 前日に行なわれた予選では54秒30、準決勝では54秒36をマークし、余裕の全体1位で決勝へ駒を進めていた池江。この日は前半から落ち着いたレース運びを見せ、酒井夏海(スウィン美園)に次ぐ2番手で50メートルを折り返すと、最後はスムーズな泳ぎで追い抜いてフィニッシュ。見事100メートルバタフライとの2冠を達成した。
 
 さらに、池江は400メートルリレーの派遣標準(54秒42)を突破し、メドレーリレーに続く2枚目の五輪切符を獲得。インタビューでは現在の心境について「とりあえず53秒台が出せて良かった」と安堵の声を漏らすと、はやくも五輪に向けて「あと数か月でどこまで自分が体力をつけて記録を伸ばせるかというところがこれからの課題だと思う」と話している。

 また、今日のレースについては「正直25秒後半で前半を折り返したかった」としたうえで、「あんまり納得できるレースではなかった」と回顧。そのうえで「後半の粘りはしっかりできたと思うし、前半のスピードはしっかりあると思っているので、これからもう少し100メートルの泳ぎの強化をしていかなきゃいけないなと思う」と慎重な姿勢を見せた。

 今回の種目も「特に優勝を狙っていなかった」という池江だが、「予選から速いタイムで泳いでいたので、53秒台は出るだろうという風に思っていた」とレース前から自信があったようだ。五輪へ「楽しみながらリレーのチームを特に引っ張っていけたらと思う」と意気込んだ池江の活躍に今後も注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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