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「不屈の精神!」池江璃花子が2種目で“五輪内定”を米メディアが称賛!開会式では「重要な役割の候補者」と予想

THE DIGEST編集部

2021.04.09

池江の快進撃には、海外メディアも注目している。(C)Getty Images

池江の快進撃には、海外メディアも注目している。(C)Getty Images

 東京五輪代表選考会を兼ねる競泳の『日本選手権』が東京アクアティクスセンターで開催され、8日の女子100メートル自由形決勝では、池江璃花子(ルネサンス)がレースを制し2冠を達成。400メートルリレーの選考基準(54秒42)を上回る53秒98をマークし、400メートルメドレーリレーに続く、2枚目の五輪切符を掴んだ。

 白血病から復帰した昨夏から泳ぐたびに記録を更新する池江は、日曜日にメドレーリレーで東京五輪代表権を獲得。その勢いは止まらないようで、100メートル自由形決勝では、持ち前の伸びやかな泳ぎでレース後半に先頭に立つと、そのまま1位でフィニッシュした。同種目での派遣標準記録(53秒31)には惜しくも届かなかったが、復帰後初の53秒台を叩き出した。

 この快挙に米国の競泳専門メディア『SWIM SWAM』では、「不屈の精神を持つ20歳の白血病生存者のリカコ・イケエが日本選手権で2冠を果たし、2つ目のリレー出場権を得た」と驚きをもって伝えた。個人種目での派遣標準タイムはクリア出来なかったが、「イケエは頑張り屋であることを再び証明した」と称賛した。
 
 また米メディア『NBC Sports』では、東京五輪の開会式が7月23日ということを踏まえた上で、大胆な見解を示した。「もしイケエが参加する場合は、重要な役割の候補者(旗手、選手宣誓、聖火の最終点火者)ではないか」と予想。

 今回内定した400メートルリレーの予選は24日、決勝がその翌日だ。開会式で大役を担うには厳しいスケジュールとなることを伝え、「最初の週末に競技を控える世界のトップ選手は、しばしば開会式を欠席しているけど」と書き足している。

 今大会、残すとこ50メートル自由形と50メートルバタフライ(非五輪種目)の2種目だ。3年ぶりの大舞台で、池江の快進撃はどこまで続くか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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