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意識すべきはフェルスタッペンか、ペレスか?“次期ドライバー候補”角田裕毅とレッドブルの関係に海外メディアが注目

THE DIGEST編集部

2021.04.13

マルコ顧問に「日本人初のF1王者になれる」と太鼓判を押される角田。経験を積んでいけば、その言葉は現実のものになるだろう。(C)Getty Images

マルコ顧問に「日本人初のF1王者になれる」と太鼓判を押される角田。経験を積んでいけば、その言葉は現実のものになるだろう。(C)Getty Images

 F1開幕戦のバーレーン・グランプリでデビューし、9位入賞を果たしたアルファタウリの角田裕毅。4月16日から始まるエミリア・ロマーニャGPはチームの本拠地イタリア・ファエンツァからも近いイモラで開催されることもあり、より多くの注目や期待が寄せられている。

 この20歳の日本人ドライバーには、早くもシニアチームであるレッドブルへの早期昇格の噂があり、グループ顧問のヘルムート・マルコは「まだ23戦のうちのひとつが終わったばかりだ。慌てて彼を昇格させて、燃え尽きさせるつもりはない」と発言する一方で、彼がセルジオ・ペレスに取って代わる可能性を完全には否定していない。

 レッドブルが望むのは、角田が第二のマックス・フェルスタッペンになることだといわれているが、専門メディア『RN365』は「レッドブルには別のフェルスタッペンがいるのか?」と題した記事の中で、そのことに言及している。
 
 フェルスタッペンは2015年、史上最年少の17歳でF1に昇格し、トロロッソ(アルファタウリの前身)で最高峰レースでのキャリアをスタートさせた後、翌年にはレッドブルに移籍し、いきなり初優勝を飾った超早熟のドライバーだ。2014年にマルコ顧問は、フェルスタッペンについて「数十年にひとりの並外れた才能」と語り、あのアイルトン・セナに匹敵すると絶賛していた。

4歳の時からプロフェッショナル精神を持ってレースに臨み、現在は新たなチャンピオン候補の筆頭と目される23歳のオランダ人。そんな強大な存在と比較される角田について、同メディアは「現時点でフェルスタッペンと同じ偉業を期待する者はいないだろう」としながらも、「素晴らしいF1キャリアを送るための準備は整っている」と綴る。

 同メディアは、角田がデビュー戦のスタートで順位を落としながらも、精神的に圧倒されることなく、歴代王者3人を含む経験豊富な“先輩”たちを「ベテランのように」抜き去った「恐れ知らず」の部分と「成功への願望」に感銘を受けたという。
 
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