世界最高峰レベルのラグビーが繰り広げられる「スーパーラグビー アオテアロア」。その厳しい戦いの中に身を置き堂々と渡り合っているのが、2021年の日本代表候補に選出されたばかりでもあるハイランダーズのFL/No.8姫野和樹だ。
姫野は熾烈な戦場で何を感じ、吸収しているのか。ラグビー王国から届いた生の声をお伝えしよう(インタビューは3月26日ハリケーンズ戦後に実施)。
◆ ◆ ◆
──アオテアロアでのデビュー戦となったハリケーンズ戦のパフォーマンスの自己評価は?
「自分に合格点をあげられる内容でした。コーチ陣からも『よかったよ』と言われたのですが、満足することなく次のステップに向けて集中して臨みたいと思っています」
──後半9分からの出場となりましたが、このタイミングは想定していましたか?
「リザーブはどんな時間帯に呼び出されても100%のパフォーマンスが出せるように準備しておかなければなりませんので、もちろん想定はしていました。その時はチームの流れがよくなかったので、自分が流れを変えないといけないという思いはありました」
──試合後は「自分らしいプレーができた」とコメントしていましたが、ご自身の強みはどこにあると考えていますか?
「やはりボールキャリーとワークレート(仕事量)、ブレイクダウンでの強さといった部分だと思います」
──デビュー戦としてはボールタッチも多い印象でした。ボールを渡されることは信頼の証でもあると思いますが、いかがでしょうか?
「そうですね。ナギー(共同キャプテンのSHアーロン・スミスの愛称。ニュージーランド代表)はアイコンタクトで『ヒメ、行くよ』『ヒメ、すぐ来い!』という感じで合図をしてくれて、何度もボールを渡してくれました。試合前の時点でナギーから『ボールをどんどんもらいに来い!』と言われていたので、評価してくれているのだと思います」
──このハリケーンズ戦まで試合ができない期間が1年近く続きましたが、その代わりに体作りに専念できたそうですね。
「はい。体重も少し増えましたし、増えたからといって体が重く走れなくなった、という感覚もありません。自分の体の感触も含め、すごくいいトレーニングができていると思います。あとはゲームフィーリング(試合勘)を取り戻し、さらにパフォーマンスを上げていきたいです」
──個人としてのパフォーマンスを上げていくだけでなく、チームのためにという思いも強く持っているわけですね
「自分がいい経験をするためだけではなく、ハイランダーズを勝たせるためにニュージーランドに来ました。ですからチームが勝たなければ意味がないと考えています」
──リーダーシップの面でも学ぶことが多いのではないでしょうか?
「そうですね。ナギーもアッシュ・ディクソン(アーロン・スミスとともに共同キャプテンを務めるHO)も素晴らしいリーダーシップを持っています。日本ではなかなか見られないほど主体的に発言する様には驚きましたが、そのような部分も吸収しながら自分らしいリーダーシップを形成していければと考えています」
──出場機会が増えていくことが予想される今後に向けての意気込みをお願いします。
「ようやくスタートラインに立つことができました。次の試合(4月2日のクルセイダーズ戦)から全試合出場するためにも、もっともっといいパフォーマンスを見せていく必要があります。しっかり足元を見ながら、1試合ごとに経験を積み重ねていくことにフォーカスしたいです」
◆ ◆ ◆
このインタビューの週末、4月2日に行なわれた昨季王者クルセイダーズとの一戦でアオテアロア初先発を果たした姫野は、見事チームの勝利に貢献した。同10日のチーフス戦でも先発し3試合連続出場、2試合連続先発を果たしている。
「デビュー戦以降は全試合に出場」という宣言通りの活躍を見せている日本ラグビー界の至宝、姫野和樹。そのパフォーマンスに注目だ。
■姫野和樹の試合放送スケジュール■
4/16(金)
8節 ハイランダーズvsブルーズ 午後4:00~[WOWOWライブ]
姫野は熾烈な戦場で何を感じ、吸収しているのか。ラグビー王国から届いた生の声をお伝えしよう(インタビューは3月26日ハリケーンズ戦後に実施)。
◆ ◆ ◆
──アオテアロアでのデビュー戦となったハリケーンズ戦のパフォーマンスの自己評価は?
「自分に合格点をあげられる内容でした。コーチ陣からも『よかったよ』と言われたのですが、満足することなく次のステップに向けて集中して臨みたいと思っています」
──後半9分からの出場となりましたが、このタイミングは想定していましたか?
「リザーブはどんな時間帯に呼び出されても100%のパフォーマンスが出せるように準備しておかなければなりませんので、もちろん想定はしていました。その時はチームの流れがよくなかったので、自分が流れを変えないといけないという思いはありました」
──試合後は「自分らしいプレーができた」とコメントしていましたが、ご自身の強みはどこにあると考えていますか?
「やはりボールキャリーとワークレート(仕事量)、ブレイクダウンでの強さといった部分だと思います」
──デビュー戦としてはボールタッチも多い印象でした。ボールを渡されることは信頼の証でもあると思いますが、いかがでしょうか?
「そうですね。ナギー(共同キャプテンのSHアーロン・スミスの愛称。ニュージーランド代表)はアイコンタクトで『ヒメ、行くよ』『ヒメ、すぐ来い!』という感じで合図をしてくれて、何度もボールを渡してくれました。試合前の時点でナギーから『ボールをどんどんもらいに来い!』と言われていたので、評価してくれているのだと思います」
──このハリケーンズ戦まで試合ができない期間が1年近く続きましたが、その代わりに体作りに専念できたそうですね。
「はい。体重も少し増えましたし、増えたからといって体が重く走れなくなった、という感覚もありません。自分の体の感触も含め、すごくいいトレーニングができていると思います。あとはゲームフィーリング(試合勘)を取り戻し、さらにパフォーマンスを上げていきたいです」
──個人としてのパフォーマンスを上げていくだけでなく、チームのためにという思いも強く持っているわけですね
「自分がいい経験をするためだけではなく、ハイランダーズを勝たせるためにニュージーランドに来ました。ですからチームが勝たなければ意味がないと考えています」
──リーダーシップの面でも学ぶことが多いのではないでしょうか?
「そうですね。ナギーもアッシュ・ディクソン(アーロン・スミスとともに共同キャプテンを務めるHO)も素晴らしいリーダーシップを持っています。日本ではなかなか見られないほど主体的に発言する様には驚きましたが、そのような部分も吸収しながら自分らしいリーダーシップを形成していければと考えています」
──出場機会が増えていくことが予想される今後に向けての意気込みをお願いします。
「ようやくスタートラインに立つことができました。次の試合(4月2日のクルセイダーズ戦)から全試合出場するためにも、もっともっといいパフォーマンスを見せていく必要があります。しっかり足元を見ながら、1試合ごとに経験を積み重ねていくことにフォーカスしたいです」
◆ ◆ ◆
このインタビューの週末、4月2日に行なわれた昨季王者クルセイダーズとの一戦でアオテアロア初先発を果たした姫野は、見事チームの勝利に貢献した。同10日のチーフス戦でも先発し3試合連続出場、2試合連続先発を果たしている。
「デビュー戦以降は全試合に出場」という宣言通りの活躍を見せている日本ラグビー界の至宝、姫野和樹。そのパフォーマンスに注目だ。
■姫野和樹の試合放送スケジュール■
4/16(金)
8節 ハイランダーズvsブルーズ 午後4:00~[WOWOWライブ]