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格闘技・プロレス

一夜復活を果たすGAEAで“伝統の一戦”に臨むDASH・チサコが目指すもの「ハードコアを皆さんに好きになってもらいたい」

どら増田

2021.04.25

ハードコア・クイーンの異名を持つチサコは一夜復活を果たすGAEAでの奮闘を誓った。

ハードコア・クイーンの異名を持つチサコは一夜復活を果たすGAEAでの奮闘を誓った。

 長与千種がかつて率いた女子プロレス団体『GAEA JAPAN』の運営会社が中心となって開催していた『GAEAISM ―Decade of quarter century―』は、昨年4月に15年ぶりの一夜復活を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で1年延期となっていた。

 そしてようやく今月29日に東京・大田区総合体育館で正式開催される。全ての試合で注目カードが目白押しだが、第4試合では『GAEAISM THE HARDCORE ハードコアマッチ』として、センダイガールズ(仙女)のDASH・チサコと、マーベラスの“問題児”響が激突する。

 GAEAマットでは、過去にもライオネス飛鳥(引退)やKAORUが幾多の名勝負を繰り広げてきた伝統のハードコアマッチ。その名手にして、“ハードコアクイーン”の異名を持つチサコに話を聞いてみた。

「GAEAという団体はガイアガールズを見て、恐ろしい団体だと思いました」と、自身の師匠である里村明衣子の出身団体の印象を語ったチサコ。紆余曲折の末に決定した響戦には、「正直なところ、絡みを大田まで引っ張るとは思ってなかったです」としたうえで、「アイツ的には望み通りになったし、よかったんじゃないですか?」と完全決着をつける覚悟だ。
 

「ただ、ハードコアが今回の私の条件だし、悪いけど試合はアイツの思い通りにはならないですよ。いろいろと振り回されてるので、大田できっちり潰します」

 その実力はGAEAでハードコアの歴史を築いたKAORUが、「チサコは私より凄いから、とても楽しみ。私が渡した黒いラダーも使って欲しいですね」と期待をかけるほど確かだ。ゆえにチサコは、その重みも理解する。

「あの黒いラダーを受け継いだ時はKAORUさんを目指していたけど、去年、そのKAORUさんからハードコアマッチで勝利した時に『ハードコアクイーンはチサコだよ』と言葉をかけてもらいました。そこからは私が女子プロ界のハードコアクイーンだと思っています。私は仙女の看板も背負ってますが、今回はKAORUさんから受け継いだハードコアも背負って、このジャンルのトップとしてのプライドをもって、GAEAISMのリングに上がります」
 
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