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格闘技・プロレス

「皆様にウソをついてしまった…」内藤哲也“ホーム”広島でオーカーンに制裁!「“逆転の内藤哲也”のキッカケに」【新日本】

どら増田

2021.04.27

“ホーム”への誓いを改めて宣言した内藤。その目は並々ならぬ闘志に満ちていた。(C)新日本プロレス

“ホーム”への誓いを改めて宣言した内藤。その目は並々ならぬ闘志に満ちていた。(C)新日本プロレス

 4月26日、新日本プロレスは『Road to レスリングどんたく 2021』広島サンプラザホール大会を開催した。

 メインイベントでは、内藤哲也とグレート・オーカーンのスペシャルシングルマッチで対戦。先月4日の『ニュージャパンカップ2021』1回戦で、オーカーンがレフェリーストップ勝ちを収めて以降、因縁を深めてきた両雄は心理戦を含め、前哨戦で火花を散らしていた。

 そんな両者の試合はラフさとテクニックで攻勢に出たオーカーンに、インサイドワークを利した内藤が応戦する一進一退の攻防が続いた。終盤、オーカーンの大空スバル式羊殺しからのTTDを喰らった内藤がなんとかカウント3寸前で返す。

 ここでトドメとばかりにエリミネーターを仕掛けたオーカーンに、内藤が凄い角度からのデスティーノで切り返すと、最後は正調のデスティーノを決めて3カウントをもぎとった。

【動画】遺恨の両雄が場外乱闘!内藤哲也とオーカーンのバトルはこちら

 試合後に「俺はここ広島をホームだと思ってます。この勝利を逆転の内藤哲也のきっかけにしたいと思います」とアピールした内藤は、インタビューブースでも「帝国の支配者、という名前のユナイテッド・エンパイアの広報さん。俺は言っとくけど、広報さんをバカにしてないよ。あれだけ堂々とリング上で広報活動をできる人は、なかなかいないよ」とオーカーンの実力を認め、こう宣言した。

「彼は、レフェリーストップとはいえ、間違いなく俺に勝ってる。実力も間違いないでしょう。そして広報活動も間違いないでしょう。いや、すごい選手だと思いますよ。だからこそ俺は“逆転の内藤哲也”のきっかけに、彼を指名したんだ。そのへんの誰でもよかったらそんなの、きっかけにならないからね。俺はユナイテッド・エンパイアの広報さん、グレート・オーカーンはなかなかいいと思ってるよ。

 前回、俺のホームである広島で、ベルト統一阻止を大声で叫んだんだけどね。皆様に結局、ウソをついたことになってしまった。じゃあ今回、“逆転の内藤哲也”を宣言した。だからそれを実現させなかったら、またまた広島のお客様にウソをついたことになってしまう」

 さらに「ここ広島で宣言したこと、しっかり守りますよ。今日の勝利を“逆転の内藤哲也”のきっかけにしてみせるよ」と続けた内藤は、去り際に「おっと、次は明後日の鹿児島大会。オーカーンが『内藤に負けたら辮髪を切って、ヒゲを剃り落として、ヤングライオンスタイルで試合してもいい』みたいなこと言ってたよね?ってことは明後日の鹿児島大会もしかしたら、辮髪を切って、ヒゲを剃ったグレート・オーカーンを見れるかもしれないね」と相手への挑発も忘れなかった。

 一方の「こんだけ、バカにしたヤツに負けたんだ。とんだ笑いもんだ。テメエが一番笑えるよ」と吐き捨てながらも、「だがな、恥じた試合は、してねえつもりだ。胸だけは張らせてもらうぞ」と言い残したオーカーンは、まだまだ内藤を追っていきそうだ。

◆新日本プロレス◆
『Road to レスリングどんたく 2021』
2021年4月26日
広島・広島サンプラザホール
観衆 1111人
▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○内藤哲也(27分05秒 片エビ固め)グレート-O-カーン●
※デスティーノ

文●どら増田
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