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ゴルフ

“あまりにも高い壁”を打ち破った松山英樹と、その前に屈した名ゴルファーたちの「違い」はどこにあるのか

山西英希

2021.05.08

青木、尾崎さえも届かなかったマスターズ制覇の大きな壁。それをついに打ち破った松山の「違い」とは?(C)Getty Images

青木、尾崎さえも届かなかったマスターズ制覇の大きな壁。それをついに打ち破った松山の「違い」とは?(C)Getty Images

 松山英樹が『マスターズ・トーナメント』を制した喧噪もそろそろ収まってきたように感じるが、まだその余韻に浸りたい人も多いだろう。

【PHOTO】松山英樹、日本中に感動を呼んだ「マスターズ」の激闘を厳選フォトで一挙お届け!

 アジア人として初めてグリーンジャケットに袖を通した事実に、ゴルフ界どころか日本中が湧いたが、それだけの偉業を達成したのは間違いない。何しろ男子の海外メジャーで優勝した日本選手はこれまで一人もいなかったのだ。

 通算113勝を挙げているジャンボ尾崎でさえメジャーでの最高成績は1989年全米オープンでの6位タイである。同じくレジェンドの青木功は80年全米オープンで帝王ジャック・ニクラスとの死闘を演じて2位に入ったが、やはり優勝するまでには至らなかった。

 その他、中嶋常幸は88年の全米プロで3位に、倉本昌弘は82年全英オープンで4位タイに、丸山茂樹は04年全米オープン4位タイに入ったが、あと一歩およばなかった。松山が優勝したマスターズでも01年に伊澤利光、09年に片山晋呉が4位に入る健闘を見せたものの、順位以上に優勝までの道のり遠いことを感じさせた。
 
 あまりにも高くて厚い壁をブチ破った松山と、その壁の前に屈したほかの日本選手との違いはどこにあるのか。今さら松山の技術について語る必要はないだろう。間違いなく総合力では歴代の日本人選手の中では群を抜いている。ただ、それを身につけた要因として挙げられるのが、早い時期からPGAツアーに参戦していたことにある。

 基本的に海外のゴルフ場と国内のゴルフ場とではコースレイアウトや芝質が大きく異なると言われてきた。

 言い方を変えれば海外のほうが難易度の高いコースが多い。それがメジャーを開催するとなれば、コースセッティングの難易度がさらに増す。狭いフェアウェイに長く伸びた粘り気の強いラフ、硬くてアンジュレーションの大きいグリーン、グリーンの端から数ヤードに切られるピンなど、数え上げればキリがない。

 その難コースを制するには、ショット力以外にも綿密なコースマネジメントやアプローチ、パットといったショートゲームの精度が要求される。当然、優勝争いともなれば、強いメンタリティーまで問われる。常にその環境に身を置いている選手に対して、いきなり国内ツアーから参戦した選手が勝負を挑んでも相手になるはずがないのだ。
 
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丸山茂樹が語っていた「もっと若い時に参戦しておくべきだった」の意味

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