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バレーボール

「可能性がまだある!」石川祐希がイタリアでの6季目で掴んだ自信!コロナ禍で抱いた悔しさも吐露「あと一歩で逃したな…」

THE DIGEST編集部

2021.05.15

日本代表の主将となった石川祐希。イタリアリーグでの6季目を振り返った。(C)Powervolley Milano

日本代表の主将となった石川祐希。イタリアリーグでの6季目を振り返った。(C)Powervolley Milano

 イタリア男子バレーボールのセリエAのパワーバレー・ミラノで6季目を終え帰国した石川祐希。5月15日に報道関係者に向けたオンライン会見に臨んだ。

 プレーオフ準々決勝で強豪シル・セーフティ・ペルージャに善戦したものの、1勝2敗で敗退。5位決定戦で古巣レオシューズ・モデナと対戦もこちらも敗退し、6位でシーズンを終えた。石川は「本当に悔しい」と率直にコメントし、「ベスト4入るのも叶いそうでしたし、あと一歩で逃したなというのを非常に感じている」と悔しさを滲ませた。

 それでも「自分自身の可能性がまだあると感じられた」とコロナ禍での異例のシーズンをそう振り返る。石川は入国直後に2週間の隔離を強いられたうえに、シーズン中に自身がコロナに感染。さらに試合の延期で3~4日に1試合という過酷なスケジュールをこなしたなかで出した結果に充実感を漂わせた。

「ハードな中で安定した高いパフォーマンスが出せたということでまだいけるな、もっと状況が良かったら、コンディション整えられたら、もっとパフォーマンス上げられると感じました」

 来季も引き続き同チームでプレーをすることを決めた25歳は、「もう一度このチームで準決勝に進みたいという思いと、まだこのチームで成長できる可能性を感じた」と決断に至った経緯も明かしている。
 
 今季チーム1位・リーグ8位となる470点を生んだ石川だが、決して満足していない。「どんな悪い状況でも得点を取る力っていうのを、これからもっとトップや強いチームに勝っていくためには必要なことだと思っている」と課題を明確にし、来シーズンに向けて「期待していただきたい。もっともっとパフォーマンスを上げられる自信はある」と前を見据えた。

 イタリアから帰国し2週間の隔離を行なったが、「自宅でトレーニングがしっかり出来ている」と万全の状態で合宿に備えていると示唆した男は、今後、主将として「龍神NIPPON」に合流。その後は5月28日からイタリアで開催されるネーションズリーグへと参戦する予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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