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春のマイル女王に輝くのは?グランアレグリアが単勝オッズで1番人気濃厚!対抗3頭が拮抗【ヴィクトリアマイル】

三好達彦

2021.05.15

スピード馬場が予想される中で本命視されるグランアレグリア。写真:産経新聞社

スピード馬場が予想される中で本命視されるグランアレグリア。写真:産経新聞社

 5月16日、春のマイル女王を決めるヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)が東京競馬場で行なわれる。本命サイドの穏やかな決着と、3連単の配当が100万円を超える大荒れが入り混じる、予想が極めて難しいG1のひとつだが、冷静な目でことしの陣容を見ていこう。

 本命評価はグランアレグリア(牝5歳/美浦・藤沢和雄厩舎)で不動だろう。単勝オッズ1倍台の厚い支持を受けて1番人気に推されることが濃厚だが、そうした高評価を得るにふさわしい実績を残している。

 マイルのG1実績に絞っても、NHKマイルカップと朝日杯フューチュリティステークスは取りこぼしたが、桜花賞、安田記念、マイルチャンピオンシップを快勝。スプリンターズステークス(G1、中山・芝1200メートル)を含めた昨年のG1レース3連勝は牡馬を上回る実力を示していた。

 今期は距離を延ばして大阪杯(G1、阪神・芝2000メートル)に挑戦したが、不得手な重馬場も堪えてか4着に敗れた。しかしこの敗戦を陣営は“想定内”と捉えており、「走り慣れたマイルなら、きっと期待に応えてくれるでしょう」と藤沢調教師は自信を持って送り出す。

 昨年の安田記念で1分31秒6という速い計時で制したしたように、スピード馬場が予想される馬場状態も含めて本命、あるいは低く見積もっても連勝系馬券での軸馬の座は揺るがない。
 
 対抗評価はレシステンシアら3頭が拮抗する。桜花賞、NHKマイルカップを連続2着した実力馬、レシステンシア(牝4歳/栗東・松下武士厩舎)は、初戦の阪急杯(G3・阪神・芝1600メートル)を逃げ切り、高松宮記念(G1、中京・芝1200メートル)でも道悪のなかをしぶとく追い込んで2着に食い込んだ。4歳になっての充実ぶりは歴然としており、武豊騎手という名手を鞍上に迎えたのも“買い”の要素だ。
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